WiiのCPU「Broadway」、面積はゲームキューブ用の半分以下に
日経BP内のテクノロジー情報を扱うサイトTech-On!にて、WiiやPS3のボードに装着されているチップに関する記事が掲載されています。
以下、記事中の重要そうな部分を箇条書きでまとめました。Tech-On!の記事にある写真とともにご覧ください。→
Wiiのボードの拡大写真- Wiiのチップ類は、PS3のCell(CPU)やRSX(GPU)よりもかなり小さい。
- WiiのCPUである「Broadway」(写真左)は、寸法が4.2mm×4.5mm(面積:18.9mm2)。これは、ゲームキューブのCPU「Gekko」(面積:43mm2)の半分以下である。
- ヒートスプレッダー(詳記事下の用語解説を参照)を取り去ると、WiiのGPU「Hollywood」には2つのチップが装着されていることがわかる(写真右)。
- これは、上がシステムLSI(開発コード名:Vegas)、下が米MoSys社の「1T-SRAM」技術に基づく高速DRAM(開発コード名:Napa)。
- Vegasのサイズは9mm×8mm。グラフィックス描画回路、DRAMコントローラ、各種入出力回路を集積している。
- Napaのサイズは13.5mm×7mm。
- ちなみに、ゲームキューブに搭載のシステムLSI「Flipper」のチップ面積は110mm2(発売当時)。
Wiiの基板は綿密に設計された無駄の無いようですね。搭載されるチップも相当調整を重ねたと、過去に明らかになっています。
また、Wiiには省電力性と省スペース性が求められますので、当然ゲームキューブに搭載されたチップよりも小型で省電力、性能も上がっています。
まあ、技術的なお話ということで。
◎関連リンク
□
【PS3/Wii分解続報】中核LSIのチップ面積を比べてみた (Tech-On!)
◎用語解説 (IT用語辞典 e-Words)
□
ヒートスプレッダー◎関連ニュース
□
Wiiに関する信憑性の低い話――最終スペック、発売時期など(7月25日)
□
Wiiについての詳細情報───GoNintendo (7月31日)