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任天堂が第3四半期決算を発表、為替差損884億円発生も黒字転換

  • 掲載: 2011年1月27日 19:36
 任天堂は27日、「平成23年3月期 第3四半期決算短信」を発表しました。
 第3四半期(期間:2010年4月1日~12月31日)での売上高は8079億9000万円(前年同期比-31.7%)、営業利益は1587億9500万円(同-48.5%)、経常利益は804億8800万円(同-74.4%)、四半期純利益は495億5700万円(同-74.3%)となり、第2四半期から黒字転換となりました。

 今期は、DSソフト「ポケットモンスター ブラック・ホワイト」、Wiiソフト「ドンキーコングリターンズ」が順調に売り上げを伸ばしたほか、Wii「スーパーマリオギャラクシー2」、Wii「Wii Party」、Wii「NewスーパーマリオブラザーズWii」などの以前発売されたタイトルも好調でした。
 また、スーパーマリオが25周年を迎えた事を記念して、特別仕様のWiiやニンテンドーDSiやDSi LL本体、Wii「スーパーマリオコレクション スペシャルパック」を発売しました。

 特に海外では年末商戦で大きな盛り上がりを見せましたが、米国での史上最高を記録した月間販売台数には及ばなかった事などから、ハードウェアはDSシリーズが1570万台、Wiiが1372万台、ソフトウェアはDSが9889万本、Wiiが1億5054万本と、前年に比べて減少しました。
 また、為替が引き続き円高に推移している事から外貨建資産の評価替えが影響して為替差損が884億円発生しました。これらの要因により、前年同期比で業績が昨年を下回りました。

 なお、通期での業績予想に変更は無く、売上高は1兆1000億円、営業利益は2100億円、経常利益は1450億円、当期純利益は900億円です。

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