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3DS体験会レポート Vol.1: 本体、裸眼立体視、プレイアブル出展タイトル篇

  • 掲載: 2011年1月11日 18:35
 1月8日~10日に幕張メッセにて「NINTENDO WORLD 2011 ニンテンドー3DS体験会」が開催されました。管理人(にんてんまん)は体験会に行けなかったのですが、体験会に行った方にレポートをお願いしましたので、ご紹介します。
 以下のレポートは、MARIUSさんの執筆によるものです。3DS本体をはじめ、プレイアブル出展されたソフトも映像出展のみのソフトも含めて色々な作品のレポートを頂きましたので、2つの記事に分けてご紹介します。

ニンテンドー3DS本体

 本体を持った感じは大きさ、重さ共にDSiと大差がないように感じました。表面はツヤ仕上げだったのですが、ラメ加工の上に透明プラスチックコーティングしてあるように見えました。指紋は目立ちにくいのですが、全く見えないわけではありません。
 スライドパッドについては、滑らすという感じで本当に違和感なく操作できました。それ以外はのキーはDSLiteと同じくらいの質かと思いました。画面についてはドットの隙間については殆ど見えません。


3D表現

 自分はテレビや映画、他3D端末では基本ダメでしたが、3DSは普通に見えましたしそんなに目も疲れませんでした。まず奥行き感がリアルになり、敵や主人公の配置が手に取るようにわかりました。
 画面の大きさ以上の迫力を間違いなく感じました。最初はダイナミックさに驚かされますが、これは割とすぐに慣れます。じゃあ3Dを切るか、というとまずその気になりません。位置関係の把握が便利に感じるため、元の2Dには戻れなくなるのです。
 また、モデリングやテクスチャーの質が非常に分かりやすくなります。非常に良くできているなら、それが相乗的によくなりますが、質が悪いモデリングやテクスチャーはかえって目立ちます。ごまかしが効きません。


 ここからは、プレイアブル出展(実際に会場で体験できた)ソフトのレポートです。
  (一部ソフトは、映像での感想です)


STEEL DIVER

 最初は横に移動する潜水艦をうまく導くゲームでした。タッチパネルを操作盤に見立て、移動、潜行、魚雷発射などを行うゲームです。これは3D画面の恩恵はあまりなかったです。
 もう一つの潜望鏡で覗くモードの方は見事でした。画面を横に向けるとジャイロ機能で画面中の潜望鏡も横に向きます。シンプルそうに見えて意外に情報量とやることが多く、敵を探しながら、魚雷の速さと敵移動速度を計算しつつ攻撃し、敵に打たれたら修理して、魚雷が迫ってきたら潜行でかわすというゲームです。難易度が上がると、とにかく慌てるゲームでした。


ニンテンドー3DSカメラ

 撮った写真が3Dになるだけなのですが、なぜかこれが異常に面白いです。実際、プレイした人たちが撮った写真を見て声を出して笑っていたのが印象的でした。撮った写真は3Dスライダーではなくスライドパッドで3Dの量を変えられるのですが、これが結構な変化が出ます。
 また、顔合成などもできたり、遊べるカメラと写真という意味ではこれだけで十分すぎると思います。おそらく、普通の人にはこれを見せるだけで喜んでもらえると思います。


ARゲームズ

 ARカードを読み取って行うシューティングゲームです。テーブルの上にカードが置いてあるのですが、テーブル自体がめくれ上がったり、なめらかに動いたりしました。
 正直これだけでは技術デモに近いのですが、別のゲームと組み合わせることで生きてくる技術なんだろうなと思いました。


新・光神話 パルテナの鏡

 派手な3Dシューティングです。3DSの機能をフルに使っており、3DSの為に生まれたソフトと言っても過言ではありません。3Dシューティングと立体視の相性は非常に良く、弾道や敵の位置の把握にはもってこいです。
 システムとしても、弾道の誘導性やエイミングなどの初心者救済が非常に助かります。操作形態も移動と攻撃とカメラ操作を完全に割り切っているために
やりやすくできてあります。空や地上のグラフィックが非常に高精細で、飛んでいるときの爽快感はかなりなものでした。


DEAD OR ALIVE Dimensions

 内容自体はオーソドックスなDoAでした。一応下画面にコマンドガイドは出るのですが、実際プレイしてると下画面を見る余裕はなかなかなく、あくまでサポート的なものでした。
 据え置き並にしゃべるしゃべる。またデモも全部3Dであり、キャラも背景もかなり美麗で、3D化がうまく噛み合ってると感じました。非常に派手に見せるための努力はしてる感じでした。


戦国無双 Chronicle

 これも内容自体はオーソドックスな無双でした。グラフィックはGCで無双が出ていたら間違いなくこれくらいにはなっただろう、という感じでした。
 3D化の意味はあまり感じられず、武将切り替えがタッチパネルなので操作が煩雑な気はしました。全体マップ画面を下、上画面をメインのバトル画面にするシステムは非常に良かったです。個人的には何故かXでジャンプしてしまったので、キーコンフィグがあればいいのですが…

ゼルダの伝説 時のオカリナ 3D

 64の「時のオカリナ」を高精細かつフレーム数を細かくしたソフトです。ですが、これに3Dが加わったことで一気に化けました。デモを見ていただけでも思わず「おおおお…」と声に出るくらいの驚きがありました。


スーパーストリートファイターIV 3D EDITION

 正直、一番クオリティが高くて驚いたソフトです。プレイしていたときは3DSが携帯ゲーム機ということを完全に忘れてました。
 キャラ数や要素が非常に多く、おまけも含めるとよく収まったなと感じました。キャラも背景もとても細かく動きましたし、初心者救済要素のタッチパネルコマンドも非常にありがたかったです。
 ただ、スライドパッドでのコマンドは誤爆が多いので十字キーを利用したほうがいいかと思います。3Dダイナミックモードのプレイは色々と画面が凄すぎて笑ってしまいました。


バイオハザード リベレーションズ

 ホラーを全面に押し出した方のバイオですが、このグラフィックは見事でした。GCの1リメイクを4視点で動かせているような感じでした。ジルの着ているスーツや、船内の壁の質感までもが分かりそうな存在感がすごかったです。
 反面、敵のヌメッとした感覚も手に取るように分かるのが非常に気持ち悪かったです。操作も大分やりやすくなってはいるのですが、敵の攻撃が激しいため倒されてしまいました。体験版にはナイフ操作や手動リロードの操作がなかったです。


パイロットウィングス リゾート (※映像での感想)

 例のウーフーアイランド(※「Wii Sports Resort」の舞台だった島)を舞台にしてるのですが、島の隅々までを見渡せる距離感と、通過しないとならないポイントとの位置関係の把握がとりやすくなっていたのが印象的でした。
 また画質もゲームキューブ以上はあるとみられ、遊覧飛行で自由に飛べたら爽快だろうなと感じました。


レイトン教授と奇跡の仮面 (※映像での感想)

 前作まではキャラグラフィックが止め絵だったのが3D化されて非常に良く動いていました。また背景も完全に3D化されており、背景中にナゾトキコインが隠されています。
意外とグラフィック向上の恩恵がありそうでした。


nintendogs+cats (※映像での感想)

 犬の猫の毛並みがディフォルメしつつも非常にリアル! 挙動も非常に子猫や子犬の動きっぽく、見ていてもちょっかいを出してても頬がゆるみました。
 やはり女の子の人気が強く、プレイしてるのも女の子が多かったです。


リッジレーサー3D (※映像での感想)

 初期の映像ではかなり荒かったですが、製品版デモは割と普通のレースゲームになってました。エッジはちょっとジャギってますが、車全体の構造を3Dで見るのはなかなか面白く、
車をただ見ていただけでも結構楽しめました。


Winning Eleven 3DSoccer (※映像での感想)

 これも内容自体はオーソドックスなウイイレでした。デモの「ピッチにいる感じ」はなかなか出ており、確かに選手の一員やテレビの中継のカメラをそのまんま再現している感じでした。


HIDEO KOJIMA'S METAL GEAR SOLID SNAKE EATER 3D "The NAKED Sample"(オートデモ)

 今のところ、出てくるものに意表をつく演出をすることで一番3Dの驚きを意識した作品に見えました。ただ、プレイアブル版もオートデモでできることが視点移動のみ、というのが気にかかりました。グラフィックは美麗でしたが、モノクロを意識してるようでした。



 Vol.2では、映像出展タイトルのレポートをお伝えいたします。
  ※記事掲載時、リンクに誤りがありました。失礼いたしました。

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