マーベラス、3DSソフトの開発費について言及
マーベラスエンターテイメントが12日に開催した「2011年3月期 第2四半期決算説明会」の質疑応答にて、ニンテンドー3DSソフトの開発費に関する話題がありました。
以下は、質疑応答で出されたニンテンドー3DSソフトの開発費に関する質問と回答です。
Q6:「ニンテンドー3DS」向けソフト1タイトルあたりの開発費はどれくらいなのでしょうか?
A6:作品の内容によって開発費は大きく変わってまいりますので、一概には申し上げられない部分がございます。タイトルによって強弱をつけ、当社の場合ではミニマムで7,000 万円、MAX で1億 5,000 万円程度を計画しています。
同社が開発中の3DSソフトは、現時点で明らかになっているのは「アニマルリゾート(仮称)」「牧場物語3DS(仮称)」の2タイトルです。
なお同社ではニンテンドーDSソフトの開発費も公表しており、2007年度の時点では
5000万円~1億5千万円で、単純に比較すると上限は3DSソフトと同じになっています。ちなみ同社における他ハードでの開発費は、Wiiは7000万~4億円、PS3やXbox360は研究段階で数億円です。
他社は開発費を公開していないため平均開発費は不明ですが、少なくともマーベラスエンターテイメントの場合は
DSソフトと同規模の開発費でも3DSソフトの開発は可能と判断しているようです。
開発費は、開発人員や作品のジャンル、開発の手法など様々な要因によって変化します。例えばコナミの「メタルギア」は1億5000万円を大きく上回る予算が投入されていると考えられますが、パズルゲームは1億円以下での開発が可能でしょうし、作品によって千差万別です。
なお決算説明会では、同社が10月21日に発売したWiiソフト「
ノーモア★ヒーローズ2 デスパレート・ストラグル」は現時点で2万5000本以上を出荷し、既に通期の計画を達成していることも明らかになりました。
その他、マーベラスエンターテイメントの決算情報などについては関連リンクをご覧ください。
◎関連リンク
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2011年3月期 第2四半期決算説明会 (マーベラスエンターテイメント)
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「NO MORE HEROES」は黒字?――マーベラス株主総会にて