「Wii Music」には多くの可能性が残っている、宮本さんがコメント
任天堂の宮本茂さんは、海外メディアTechlandのインタビューにおいて「Wii Music」の今後についてコメントしました。
「Wii Music」は、2008年10月に任天堂から発売された音楽ゲームです。宮本さんが発案した”Wiiシリーズ”の1つで、任天堂カンファレンス2008では宮本さんではWiiリモコンやヌンチャクを使ってピアノやフルート、ギター、バイオリンなど様々な楽器を演奏したり、音楽クリップを作成してフレンドとやり取りしたり出来ます。
本作の続編について質問を受けた宮本さんは、「
Wii Musicにはまだ多くの可能性が残っています」とコメントしました。次回作の話が具体的に決定しているわけではないものの、宮本さんの中には続編のアイディアがたくさんあり、インタフェースを含めた全ての要素を一新したいと考えているようです。
また、「なぜ本作にはマリオが登場しなかったのですか?」との問いには、以下のように答えました。
それは良い質問です。もし「Wii Music」がまた開発されるとしたら、マリオが登場しないとは言い切れません。もっと多くの人に作品のコンセプトを理解してもらうために、マリオに登場してもらう可能性はあるかも知れません。
でも、マリオは主にアクション系が得意です。恐らくマリオは、ギターは演奏できないのではないでしょうか。
と、「Wii Music」の続編にマリオが登場すること自体は否定しなかったものの、実際に楽器を演奏するかどうかは不明となっています。
ちなみに、
本作の発売後に掲載された”社長が訊く”では、本作の魅力を十分に伝えきれなかったと反省点について述べられています。
本作は全世界で265万本以上を出荷したため新規タイトルとしては十分に成功していますが、「Wii Sports」や「Wii Fit」に比べると盛り上がりが小さかったのは事実で、その点は宮本さんとしても心残りのようです。具体的に続編の発売が決まっているわけではありませんが、いつかリベンジする日が来るのかも知れません。
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