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社長が訊く「毛糸のカービィ」が掲載、グッド・フィール&ハル研スタッフに訊く

  • 掲載: 2010年10月8日 01:17
 任天堂ホームページにて、社長が訊く「毛糸のカービィ」が掲載されました。
 今回の社長が訊くでは、任天堂と、本作の開発を手掛けたグッド・フィール、音楽やキャラクター監修などを行ったハル研究所からそれぞれのスタッフがインタビューに参加しています。任天堂からは企画開発部の渡辺恵未氏、松宮信雄氏、グッド・フィールからプランニングディレクターの河野敦氏、ディレクターの瀬井健太郎氏、プロデューサーの蛭子悦延氏、ハル研究所からサウンドの池上正氏、安藤浩和氏、石川淳氏、キャラクタープロデュースの山本正宣氏と計9名が登場しました。

 本作に関わった会社について簡単に紹介すると、開発を手掛けたグッド・フィールは、これまで2008年に発売された「ワリオランドシェイク」、2010年3月にDSiウェアで配信された「アッタコレダ」を開発しており、任天堂関連では本作で3作目となります。ハル研究所は、カービィの生みの親である桜井政博氏や任天堂の岩田社長が以前在籍していた会社で、カービィシリーズなどの開発を行っています。

 インタビューによると、本作は最初からカービィの新作として開発されていたわけではなく、当初は毛糸の世界をモチーフとした「毛糸のフラッフ」という新作ゲームとして企画が進んでいたとのこと。毛糸の世界を活かしたゲームを目指して開発が進められましたが、難易度設定やアクションゲーム特有の”ドキドキ感”が無く、開発が行き詰まってしまいます。
 そこで任天堂側から、カービィのゲームとして制作するという提案を2009年の夏頃に受け、「毛糸のカービィ」としての開発が始まりました。ちなみに”フラッフ”はそのまま使われ、毛糸の世界の王子様として登場しています。

 本作で使われている音楽は、グッド・フィールとハル研究所で分担して制作されています。前半から中盤にかけてはグッド・フィールの冨田朋也氏、終盤はハル研の石川氏と安藤氏が担当しています。
 終盤では、カービィではおなじみの”グリーングリーンズ”のアレンジ曲なども流れ、「ああ、帰ってきた」という気持ちになるような効果的な構成になっているとのこと。

 本作は、ハル研以外のチームが開発した作品になりましたが、池上氏によると「実は今回の『毛糸のカービィ』とは別に、ハル研でも『カービィ』をつくっていまして、引き続き頑張りたいと思っていますので、そちらのほうもぜひご期待ください」とのこと。ハードは不明ですが、ニンテンドーDS向けにカービィの新作が2011年に発売される予定になっていますので、その事を指しているのかも知れません。
 そのほか、2001年~2003年に放送されたアニメ「星のカービィ」や、カービィ関連の版権を管理するワープスター、ハル研のエピソードなど、インタビューでは様々な話題が取り上げられています。まだの型はぜひ一度ご覧ください。

 また、「毛糸のカービィ」公式サイトも更新されました。今回の更新では、メタモル能力としてサーフボードに乗って水や氷の上を進む”サーフボード”と、ポインタで描いた線路を進む汽車”エスエル”、ステージ紹介としてエリア4”ウォーターランド”の紹介が掲載されました。公式サイトでは動画付きで詳しい紹介が掲載されていますので、そちらもご覧ください。

◎関連リンク
 □社長が訊く「毛糸のカービィ」 (任天堂)
 □「毛糸のカービィ」公式サイト (任天堂)

◎関連ニュース
 □「毛糸のカービィ」公式サイト更新、携帯サイトで無料待ち受けや曲を配信
 □「毛糸のカービィ」公式サイト更新、CMや2人協力プレイ紹介など