ソニック・ソルーションズ、WiiにDVDソフトを提供。将来バージョンに搭載
ソニック・ソルーションズは、Wiiの将来バージョンに、DVDムービー再生機能として「Sonic CinePlayer CE DVD Navigator」が採用されることを発表しました。
リリースによれば「任天堂は、
2007年下半期にこのWiiバージョンをリリースする予定です。」と書かれています。
機能面については、リリースより以下のような特徴があります。
・強固なソフトウエアベースのDVD再生エンジン
・さまざまなプラットフォームで高い再生互換性を有する。
・アナモルフィックワイド画面ビデオ、動画メニュー、マルチビデオアングルなどの機能
・優れた画質とDVD規格である全てのビデオおよびオーディオフォーマットをサポート
リリース文にある「Wiiの将来バージョン」についてですが、ソフトウェア的な対応か、あるいはハードウェアの改変が行われるのかは、現段階ではわからない状態です。各社に手がかりがあったので、取り上げます。
○インプレス
任天堂によれば、DVD再生は当初からの予定であるが、当初予定していたアタッチメントでの対応に加え、DVD再生に対応した新型機種発売の可能性も含めて、
現在のところは未定とした。なお、Wiiではゲーム用に12cmの光ディスクドライブを採用しているが、
ソフトウェアバージョンアップなどによるWii単体でのDVD再生はできないという。
○Phile-Web
任天堂、ソニックの両社に、この「将来バージョン」の具体的な内容について尋ねたところ、
明確な回答は得られなかった。単なるシステムソフトウェアのアップデート版なのか、ハードウェアに何らかの改変が加えられたものなのかは、
現段階ではわからない。
○ITmedia +D
採用されるソニック・ソルーションズのDVD動画再生エンジンは「Sonic CinePlayer CE DVD Navigator」。
次期バージョンのWii上へ、ハードウェア的に搭載されることになる。
○Nintendo iNSIDE
任天堂は以前、DVD再生に対応したWiiを来年日本で売り出すという計画をインタビューで述べたことがありますが、
年末に世界で一斉に発売される本体にはこの機能は付いていません。
以上の文章をまとめると、
・任天堂は、WiiにDVD再生機能を追加する予定。
・このDVD再生機能は、
ソフトウェア的なアップデートでは対応できない。
・なぜなら、
現バージョンのWii本体はDVD再生に対応していないから。
ということになります。「Wiiの将来バージョン」については、
・DVD再生用のエンジンは、
ハードウェア的に搭載される
・アタッチメントか、改変された新しい本体なのかは不明
であるようです。
ですが、
以前にDVD再生機能についてはアタッチメントごと取り去ったという情報がありましたので、
2007年の後半にリリースされるのは、新しいバージョンのWii本体というのが、今のところの結論ですね。
◎関連リンク
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ソニック、任天堂の Wii™ の将来バージョンに DVD 機能を提供 (ソニック・ソリューションズ)
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ソニック、Wiiの将来バージョンにDVD機能を提供 (ITmedia +D)
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任天堂、WiiのDVD再生対応は2007年下半期に。新型モデルの可能性も (インプレス)
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任天堂「Wii」でDVD再生が可能に - 来年下半期登場の「将来バージョン」で対応 (Phile-Web)
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任天堂がWiiのDVD再生技術にソニック・ソリューションズを採用 (Nintendo iNSIDE)
◎関連ニュース
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WiiにDVD機能は搭載せず――アタッチメント発売中止 (9月15日)