3D対応のゲームボーイアドバンスSPが試作されていたらしい
任天堂の岩田社長は、携帯ゲーム機における3Dの実験として3D表示機能が搭載されたゲームボーイアドバンスSPの試作品を過去に作った事を明らかにしました。
海外のゲーム情報サイトNintendo Lifeの記事によると、バーチャルボーイからニンテンドー3DSに至るまでの過程で、任天堂内で3D表示機能を備えたゲームボーイアドバンスが検討されていたとのこと。
そこで、3Dディスプレイを搭載したゲームボーイアドバンスSPを実際に試作したようですが、ゲームボーイアドバンスシリーズの解像度とグラフィック処理能力の制限があった事から、試作段階で製品化を断念したそうです。
岩田社長は、3D表示機能を搭載したゲームボーイアドバンスSPについて「この試作品は、今も私の引き出しの中にあります」と語っています。
ニンテンドーDSが発売された頃、任天堂は据置型ゲーム機(ゲームキューブ)と携帯ゲーム機(ゲームボーイアドバンス)に加え、ニンテンドーDSを第3軸として位置付けていた時期がありました。
2005年頃は、ゲームボーイアドバンスの次世代機も計画されていた事から、もしニンテンドーDSを第3軸とする方針が続いていた場合は、3D表示機能がゲームボーイアドバンスの次世代機に使われていた可能性があり、これはこれでとても興味深いお話ではないでしょうか。
◎関連リンク
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Iwata's 3D GameBoy Advance is in a Drawer Somewhere (Nintendo Life)