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任天堂が平成22年3月期決算短信を発表、4年振りの減収減益に

  • 掲載: 2010年5月6日 20:55
 任天堂は、平成22年3月期(期間:2009年4月1日~2010年3月31日)の業績を発表しました。
 決算短信によると、売上高は1兆4343億6500万円(前年同期比22.0%減)、営業利益は2565億6700万円(同35.8%減)、経常利益は3643億2400万円(同18.8%減)、当期純利益は2286億3500万円(同18.1%減)となりました。

 過去最高を記録した2008年度から減収減益となった要因としては、為替が円高に推移した事による影響や、2009年度上半期にWii向けのタイトルを用意できず売り上げが低迷したこと、2009年秋にWii本体の値下げを行ったため利益が減少したことなどが挙げられます。しかし下半期には注目タイトルが揃い、「Wii Sports Resort」「Wii Fit Plus」「NewスーパーマリオブラザーズWii」の3タイトルがそれぞれ1000万本以上を出荷しました。
 ニンテンドーDS関連では、日本で昨年11月に発売した「ニンテンドーDSi LL」を海外でも発売したほか、「ポケットモンスター ハートゴールド/ソウルシルバー」が840万本、「トモダチコレクション」が国内で320万本、「ゼルダの伝説 大地の汽笛」が261万本を出荷するなど、好調に推移しました。

 来期は、裸眼で3Dを楽しめる新型ゲーム機「ニンテンドー3DS(仮称)」を発売するほか、DS向けに「ポケットモンスター ブラック/ホワイト」、Wii向けに「METROID Other M」「スーパーマリオギャラクシー2」「Wiiバイタリティセンサー」対応タイトルなどをリリースします。また、「ニンテンドーゾーン」の拡大を通じて、「ニンテンドーWi-Fiコネクション」のサービス向上や様々な施設での情報提供サービスの提供も実施予定です。
 これにより、2010年度の業績予想は第2四半期末での売上高が5500億円、営業利益が1200億円、経常利益が1150億円、当期純利益が700億円となっており、2009年度上半期に比べて増収増益となる予想です。通期では、売上高が1兆4000億円、営業利益が3200億円、経常利益が3200億円、当期純利益が2000億円と減収増益の予想となっています。

 業績の詳細情報については、任天堂ホームページをご覧ください。

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