PC Watchにて、Intel社が新型CPU「Larrabee」を家庭用ゲーム機を開発・販売している各社に売り込んだ事が報じられていますが、その中にHD化されたWiiの存在と次世代機についての話題がありました。

　記事によると、任天堂は以前から噂されている「Wii HD」と呼ばれるWiiの高解像度化バージョンを準備しており、2010年頃のリリースが目標になっています。そして「Wii HD」は、次世代機というよりは中継ぎ的なスペックだと言われているとのこと。
　ちなみにIntel社は任天堂に対しても「Larrabee」を売り込んでいますが、空振りに終わっているようです。

　Wiiが発売された時点ではHD環境が整っている家庭が少なかったという経緯があり、今まで常識とされていたグラフィック性能の進化よりも操作面の進化が優先されました。
　しかし、ここ最近は世界各地でHD対応のテレビが普及してきているほか、Xbox360やプレイステーション3といったHD機の市場規模も大きな存在になっています。

　日本でも2011年の地上波アナログ停波に伴ないHD環境が急速に普及すると考えられるため、任天堂も数年以内にはHD機をリリースするのではないか、といった予測や噂が多く出ていました。
　この噂については、スクウェア・エニックスの和田社長やグラスホッパー・マニファクチュア代表の須田氏らが、HD化したWiiの存在を示唆しています。

　実際に2010年を目標に開発が進んでいるとすれば、早ければ来年のE3で発表される可能性もあります。任天堂がどういった舵取りをするか、来年も注目していきたいですね。

◎関連リンク
　□後藤弘茂のWeekly海外ニュース 任天堂の次世代ゲーム機に「Larrabee」を売り込んだIntel （PC Watch）

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