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Wii.com、社長が訊くモンスターハンター3を掲載

  • 掲載: 2009年7月30日 13:24
 Wii.comは、8月1日発売となる「モンスターハンター3」のプロデューサー辻本氏とディレクター藤岡氏を招いた恒例のインタビュー”社長が訊くモンスターハンター3”を掲載しました。
 「社長が訊く」シリーズは、通常は任天堂の社員に対して、岩田社長が作品についてインタビューするという企画です。
 通常、社外の方のインタビューを任天堂公式サイトで掲載する時は「Creater's Voice」というコーナーになるのですが、今回は岩田社長がカプコンの方に訊くという特別な回になっています。

 ”社長が訊くモンスターハンター3”では、まず辻本氏と藤岡氏の紹介から入り、モンスターハンターが誕生したきっかけ、Wiiで発売する理由、コントローラの問題など、様々な話題があります。
 ここでは、Wiiで制作するにあたってどうしても出てきてしまうグラフィックの問題について触れている部分を紹介します。

 岩田氏: Wiiというハードを実際に触ってみてどうでしたか? たとえば絵の表現に関しても凝ったことができないんじゃないか、というところからはじまったと思うんですが。

 藤岡氏: そうですね、正直に言わせていただきますと・・・。

 岩田氏: はい、どんどん正直におっしゃってください(笑)。

 藤岡氏: (笑)。やっぱりWiiは、映像表現を最大の売りにしているハードではないので・・・。

 岩田氏: 単純な見た目だけで驚かせるのはしんどいと。

 藤岡氏: やっぱりキレイなグラフィックはゲームにとってはすごくキャッチーな部分だと思うんです。ユーザーのみなさんにとっても、ゲームを触るまでの第一段階としては、見た目というのをすごく意識されてると思いますし。

 岩田氏: だからインパクトのある映像が求められるんですよね。

 藤岡氏: そこで、解像度が高いとか細かいことは別にして、印象的な絵を出せるかどうかについては、絶対に妥協したくない、勝負どころだと考えました。
 そこで、ゲーム機の性能をギリギリまで攻めることにして、プログラマーにも、デザイナーにも「絶対に新しい絵づくりをめざそう」と話していたんです。


 映像面に関しては任天堂のスタッフも刺激を受けているようで、岩田社長の「『ゼルダ』チームもかなりプレッシャーを受けていると思います(笑)」という言葉が印象的でした。

 あと、開発の苦労話でカプコンのお二人が口ごもる時があって、それを岩田社長に「正直にどうぞ」と言わたりして不思議な感じでした。
 グラフィックでは他のハードよりも性能が低いとか、Wiiリモコンとヌンチャクだとボタン数が少ないのはある意味では常識なんですが、その事をWiiを作った会社の社長に言えるかとなると、なかなか言えないですね。

 社長が訊くモンスターハンター3では、ここで紹介した以外にも様々な開発秘話が語られていますので、ぜひご覧ください。

◎関連リンク
 □社長が訊くモンスターハンター3 (Wii.com)