宮本さん、Wii版「ゼルダ」や「マリオギャラクシー2」を語る
宮本さんは、E3で初公開された「スーパーマリオギャラクシー2」や、E3後の単独イベントで触れたWii向けの「ゼルダの伝説」最新作についてコメントしました。
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Cubed3の記事にて宮本さんインタビューの要約が掲載されていましたので、取り上げたいと思います。
「スーパーマリオギャラクシー2」について
- (”酔わないカメラ”の由来)元々は、「スーパーマリオ64」の時にマリオとルイージが共演するゲームにしようとしていて、その時にカメラの実験をしていた。その後、Wiiの登場によりグラフィック描写などの能力が強力になったため、その頃のアイディアを蘇らせることになった。
- 「2」を開発する理由は、前作の時に出ていたアイディアを全て採用できていなかったから。
- 「2」で採用される大きなアイディアの一つに”チャイナ・シンドローム”というのがある。ドリルで地面に穴を空けてそこに入ると、星の反対側に行けるようになった。
- 今回登場するヨッシーは、マリオが乗るほかに物を運ぶことも出来る。
- 宮本さんは、マリオのゲームについて「ストーリー要素は少しで十分」だと感じていて、キャラクター像や背景などの詳細はプレイヤーの想像に任せるべきだと思っている。
- しかし、ディレクターの小泉さんはストーリー性のある作品にする傾向があるため、宮本さんが控えめにするようアドバイスしていたらしい。
- そのため、小泉さんが考えたストーリーは一部だけ採用されることになった。
Wii版「ゼルダの伝説」最新作
- 本当は、もっと早く発表したかった。
- E3においてはメトロイドの発表が重要だった。任天堂の社内では、今後12ヶ月以内にリリースしたいと話している。
- チームは、ビジュアルやストーリーよりもゲームプレイとコントロールの要素に重点を置いている。
- 現在は、新しいゼルダの要件としてWii MotionPlusの対応をゴールとして掲げている。
E3の任天堂メディアブリーフィング後に開催した
宮本さんのイベントで話していた事と重なっている部分はありますが、新情報もいくつかありました。特に「小泉さんはストーリー性が~~」というあたりは、言われてみればスーパーマリオ64に比べると、GCのサンシャインやWiiのギャラクシーはストーリー性が豊かになっていたなあという感じですね。
両タイトルの発売は2010年以降ですので、まだしばらくは断片的な情報しか出てこなさそうです。どちらも大きな期待を集めている作品ですので、続報にも注目ですね。
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