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岩田社長、本体の値下げについて「いまは有効な方法だと思わない」

  • 掲載: 2009年4月9日 21:09
 任天堂の岩田社長は9日、外国特派員協会にて講演を行い、ゲーム機本体の値下げについて言及しました。
 岩田社長は、任天堂が取り組んでいる事業の現状について「任天堂は世界の経済環境の変化にあまり影響を受けていない」と述べました。理由として、任天堂のゲーム機を”欲しい物リスト”の一番目に置く顧客が多いことを挙げています。
 また、ゲーム機の値下げについては「いまは有効な方法だと思わない」とし、WiiやニンテンドーDSなどの値下げを否定しました。

 Wiiについて言えば、本体の売り上げは海外では好調に推移していますので値下げの必要はないでしょう。日本では停滞状態にありますが、これはソフト不足が主な理由になっていますので、値下げして解決するような問題ではないですね。
 ちなみにWiiのソフトラインナップについては、先ほどの速報でお伝えしたとおり「Wii Sports Resort」が国内で6月、海外で7月に発売されます。岩田社長は「6月のWii Sports Resortの以降ソフトがいろいろ出るので、再び盛り返していく」と日本市場での巻き返しに意欲を示しました。

 Wiiではここ数ヶ月、任天堂の新作が少ないという批判がありましたが、5月にタクトオブマジック、6月にWii Sports Resortとようやくソフトが揃ってきました。年末に向けて良い流れが出来るよう、期待したいですね。

◎関連リンク
 □UPDATE1: 任天堂<7974.OS>、世界不況の影響はあまりない=岩田社長 (ロイター通信)

◎関連ニュース
 □任天堂、今年もハード値下げの予定なし (配信:2008年4月28日)