任天堂、業績予想を上方修正。DSが好調、Wiiの利益も考慮
3日、任天堂は業績予想の修正に関するお知らせを発表しました。
リリースによると、連結の通期予想は売上高が7400億円(前回予想+1000億円)、経常利益が1700億円(同+250億円)、純利益が1000億円(同+170億円)と、大幅な上方修正となっています。割合で言うと、売上高が15.6%、経常利益が17.2%、純利益が20.5%それぞれ前回よりも増加しています。
連結通期予想と前期(2005年4月~2006年3月)通期実績を比較すると、売上高は7400億円(前期実績は5092億円)、経常利益は1700億円(同1607億円)、純利益は1000億円(同983億円)です。
今回は、
前期実績よりも売上高が2400億円プラス成長すると言う予想に変更になり、いかに任天堂が好調であるかが伺えます。この予想通りになれば、連結売上高が6,346億6,900万円だった1993年3月期以来、
15期ぶりに過去最高益を更新する事になります。
このリリースには、修正の理由も書かれていました。
- 携帯型ゲーム機「ニンテンドーDS」のハードウェア及び対応ソフトウェアの売上げが好調に推移している
- 為替レートが想定より円安に推移し為替差益が発生した
- 上の二点を踏まえ、今下期に発売する据置型ゲーム機「Wii」の販売価格及び製品構成が決定したことを考慮して、業績予想を見直した
また、これに合わせて、年間配当も昨年比プラス10円の400円に上方修正しています。
今年の年末商戦は、販売店側も「DSとWiiが主役」と言う予想が大方で、年末商戦において強い力を発揮する任天堂は、過去最高益も見えてきています。
◎関連リンク
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IR情報 (任天堂)
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任天堂が業績予想を上方修正、連結通期売上高は7400億に (任天堂特殊捜査室)
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