月間ランキングでは1ヶ月ごとに区切って集計しましたが、それを2008年全体で集計したランキングがこちらです。当然ながら、1月発売ソフトが有利で12月が不利になってしまいますので、ご了承ください。
※追記:このランキングは、N-Wii.net内で掲載しているAmazonアソシエイト経由の売り上げランキングです。一般の売り上げランキングとは異なりますので、ご注意ください。
1位:街へいこうよ どうぶつの森 (任天堂)
パッケージ
11月20日発売、価格はWiiスピーク同梱版が7800円・ソフト単品が5800円、ジャンルはコミュニケーション、プレイ人数は1人です。
DSで500万本以上を販売した「おいでよ どうぶつの森」から3年、前作に負けないくらいの追加要素を引っさげてWiiに登場しました。
Wi-Fiを利用した世界中の村との交流や「Wiiスピーク」対応、たくさんのお店が集まる”街”の登場、他にも服のデザイン機能強化、靴のコーディネイト、帽子、Mii対応など、ファッションの自由度も高まりました。
発売からの累計は約90万本で、ミリオン突破目前となっています。さすがにDS版超えは厳しいですが、次は200万本を目指して頑張って欲しいところです。
2位: 大乱闘スマッシュブラザーズX (任天堂)
パッケージ
2005年の開発発表から約3年、何度かの延期を経て発売されたスマブラXが2位となりました。1月31日発売、価格は6800円、ジャンルは格闘アクション、プレイ人数は1~4人です。
注目は何と言っても
シリーズ初のオンライン対戦対応ですが、これだけでも発売できるのでは?と思ってしまうほど濃厚な1人用ゲーム「
亜空の使者」や、何百種類もある
フィギュア&シール集め、Wiiソフト初の画期的な試みだった
バーチャルコンソールの体験版収録など、正直言って6800円で良いのかな?という程のボリュームです。
そのボリュームの多さから、Wiiソフト初の2層ディスク使用ソフトとなりましたが、それが原因でディスク読み込みトラブルが発生してしまいました。(そんな場合は、まずディスククリーナーを試してみると良いかもしれません。)
発売後11日間で100万本を販売して話題になりましたが、12月時点での国内累計は約180万本となっています。
3位 マリオカートWii (任天堂)
パッケージ
Wiiハンドルによる操作が話題となった「マリオカートWii」が3位になりました。2008年4月10日発売、価格はWiiハンドル同梱で5800円、ジャンルはレース、プレイ人数は1~4人です。
シリーズ初の
バイクや、据置型では初となるWi-Fi対戦&最大12人での同時プレイにも注目したいところですね。ちなみに、DS版ではマッチングの精度が問題になっていましたが、Wii版では劇的に改善され、現在も定員である12人対戦ができる状態ですよ。
本作も発売2週目でミリオンを突破し、累計販売本数は197万本です。これは12月末のデータですので、既に200万本を突破しているかもしれませんね。
4位:ファミリートレーナー (バンダイナムコゲームス)
パッケージ
サードパーティ製のWiiソフトとして上位に食い込んだタイトルです。5月27日発売、価格は7140円、ジャンルは体感アクション、プレイ人数は1~2人です。
本作は、1980年代にファミコン向けに展開された体感ゲーム「ファミリートレーナー」をまるごとリメイクしたもので、専用マットが同梱されています。似たようなタイトルに「Wii Fit」があるのですが、あれはバランスゲームやヨガと言った”ほんのりと汗をかく”軽い運動ですよね。
しかし、ファミリートレーナーは
かなりキツい運動なので、しっかりと汗をかく事が出来ます。正月で鈍った体を元に戻すには最適なゲームではないでしょうか。
累計販売本数は…VG Chartzによると、発売後10週間の累計で10万5000本でした。とりあえず10万本は超えているようなので、ひと安心です。
5位 Wii Music (任天堂)
パッケージ
宮本さんのプロデュースによる音楽ソフト「Wii Music」が5位となりました。発売は10月16日、価格は5800円、ジャンルは音楽、プレイ人数は1~4人です。
本作は、今までの音楽ゲームに共通していた”指定通りに演奏して高得点を狙う”という目的とは正反対に位置する作品で、曲に合わせて楽器を演奏するも良し、自分なりのアレンジを加えるも良しの自由な音楽ゲームです。
今までWiiソフトはたくさん発売されてきましたが、一番レビューを書きにくいタイトルだったと思います。なので僕は書きませんでした…が、音楽というジャンルの導入ソフトとしては、かなり良い出来なのかなと思います。
気になる売り上げは、発売週に10万本を売り上げた後は比較的おとなしい状態が続いていましたが、CMによる家族で楽しむソフトとしての需要が高まったためか、年末には累計30万本に達したようです。
年間ランキングでは、「
街へいこうよ どうぶつの森」が1位を獲得。2位は「スマブラX」、3位は「マリオカートWii」と、2008年の注目ソフトが見事トップ3になりました。
大健闘したのがバンナムの「
ファミリースキー」です。月間ランキングの時に紹介しましたが、5ヶ月連続でN-Wii.netのトップ3に入ったんですよね。もっと多くの人に遊んで欲しいと思い発売時に何度も取り上げたわけですが、結果を見てまさかここまで長く売れ続けるとは…と驚くばかりです。
さて、ここからは6位~20位をまとめて掲載したいと思います。(リンクは、Wiiソフト発売予定表データベース)
2008年総合ランキング 6位~20位
さて、1~20位のソフトを見てみると、任天堂発売ソフトが10本(うち1本はDSソフト)、サードが10本で、任天堂対サードが半々になりました。タイトル数自体はわりとバランスが取れている印象を受けるかもしれませんが、やはり売り上げ比率で見れば任天堂が圧倒的に強いですね。
サードパーティの中では、4位を獲得した「ファミリートレーナー」が人気でしたが、全体的にバンダイナムコゲームスのタイトルが多いですね。何だかんだ言って、ニーズを捉えているのでしょうか。あとは、ロケットカンパニー、セガ、コナミが1タイトルずつです。
個人的には、任天堂ソフトの売り上げはわりと予測しやすいのですが、サード製は予想外なソフトが伸びたり、逆に期待していたものは伸びなかったりと、なかなか予測通りにはなりませんでした。
2009年は、良質なサード製ソフトがもっと日の目を浴びることが出来るような年になれば良いなと思います。一番に期待したいのは「モンハン3」ですよね。でも、今年は任天堂も濃いゲームをたくさん用意しているので、サード製ソフトも購入対象にしているユーザーを食い合ってしまうかも知れません。
その辺りも含めて、2009年もWiiを温かく見守っていきたいと思います。あと個人的には、レビューも昨年より多く書きたいですね。
さて次の記事は、少し趣向を変えた内容でいきたいと思います。こちらもお楽しみに。
◎関連リンク
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