Wiiでアニメや映画を見よう!「みんなのシアターWii」が1月27日スタート
富士ソフトは19日に都内で発表会を開催し、Wiiでアニメや映画などを視聴できるサービス「みんなのシアターWii」のサービス開始日などを発表しました。
富士ソフトの代表取締役社長である白石晴久氏によると、「みんなのシアターWii」の企画を任天堂に持ちこんだのは1年ちょっと前だったとのこと。
サードパーティーがゲーム以外のコンテンツを配信する企画は初めてだったため、最初は任天堂サイドにも戸惑いがあったようですが、紆余曲折を経て、
世界初、Wiiを使った“ビデオ・オン・デマンド”のサービスが実現しました。
白石氏によると、サービスの特徴は「家族全員が楽しめる」「導入の敷居が低い」「安心簡単な決済」の3点です。Wiiはリビングに置いてある家庭が多いことや、サービスを利用するためのソフトウェアはWiiウェア経由で入手できること、決済にはWiiの中での通貨「Wiiポイント」を使用することなどが、それぞれに当てはまりますね。
利用方法ですが、まず視聴するためのソフトをショッピングチャンネルより500Wiiポイントで購入します。その後は、Wiiメニューにある「みんなのシアターWii」よりサービスを利用できます。
動画は無料のものもありますが、基本的には有料となっており、以下3つの料金体系が用意されています。
- ちょっと見コース 300Wiiポイント (2日間で1本視聴可能)
- ベーシックコース 600Wiiポイント (3日間で2本視聴可能)
- じっくりコース 800Wiiポイント (5日間で3本視聴可能)
ただしアニメは、3本で1本という扱いになるようです。つまり「じっくりコース」では、アニメだけなら9本見れるというわけですね。
なお、動画の配信はストリーミングのような形式で行われますので、Wii本体の容量を気にする必要はありません。これは嬉しいことですね。
さて肝心のコンテンツですが、サービス開始となる1月27日には「鉄腕アトム(新)」や「はじめの一歩」をはじめとするアニメ作品など
150タイトル3000本を用意。ほかにも「あらいぐまラスカル」「赤毛のアン」「ジャングル大帝劇場版」「ARIA The ANIMATION」や、NHKの人気番組「プロジェクトX 挑戦者たち」もラインナップに挙がっています。
コンテンツ提供事業者としては、日本アニメーション、手塚プロダクション、東映など12社が現時点で参入を表明しているとのこと。
現在は「映画」「音楽」「教育」のジャンルは準備中となっていますが、今後は
毎月およそ50タイトルずつ追加予定とのことです。
配信ラインナップは公式サイトを見てもらうとして、個人的にはラインナップは最初にしては頑張った方なのではないかと思います。
が、ソフト購入で500Wiiポイントを払っているわけですから、もう少し無料動画が多くても良いのではないでしょうか。権利者側との問題もありますので、難しいところではありますけどね。
なお、サービスについての詳細は公式サイトなどをご覧ください。
◎関連リンク
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「みんなのシアターWii」公式サイト (富士ソフト)
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Wiiでアニメや映画などが観られる『みんなのシアターWii』は2009年1月27日にサービス開始 (ファミ通)
◎関連ニュース
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Wii向け映像配信サービスが12月スタート、その名は「みんなのシアターWii」