カプコンUSA幹部、Wiiウェア&Wii版「スト4」についての見解を述べる
カプコンUSAの経営戦略本部バイスプレジデントChristian Svensson氏は、PS3とXbox360でダウンロード販売されている「バイオニックコマンドー マスターD復活計画」などがWiiウェアでも展開されるかどうかという疑問に答えました。
海外のゲーム情報サイトNintendo Everythingによると、「このゲームはWiiウェアのサイズに収めることは不可能で、Wiiのために基本的な部分から全て変えなければならないだろう。これは安くない上に満足できる結果にならないだろう。」とコメントしました。
要するに、Wiiウェアに移植するために大幅な変更が必要なうえ、容量という根本的な問題も抱えているため移植が難しいという事ですね。
同じくPS3やXbox360でダウンロード販売中の「Super Street Fighter II Turbo HD Remix」がWiiウェアで発売されない理由も「容量のため」で、ディスク版の計画についても「現時点では存在しない」とコメント。
また、「ストリートファイターIV」については、解像度を下げればWiiでも可能かも知れないが、
Wiiリモコン+ヌンチャクという操作系が問題であるとの見解を明らかにしました。
ちなみにWiiのバーチャルコンソールでは、「ストリートファイターII」「ストリートファイターIIターボ」「スーパーストリートファイターII」「ストリートファイターIIダッシュプラス」の関連4作品が配信中です。ただ、これらはスーパーファミコンやメガドライブ向けに発売された時のものを配信しているため、操作体系はほぼ当時のままで、容量も当時のものです。
現在PS3やXbox360で配信されているソフトとは根本的な違いがあるわけで、やはり
高画質なほど容量を食うという課題があります。
Christian Svensson氏の通り
解像度を下げれば移植が可能ですが、しかしそうすると”Turbo HD Remix”である意味が薄れてしまうため、さすがにそこまでしてWiiで発売する意味があるのだろうか?となってしまいますね。
数ヶ月前に
「ストリートファイター4」がWiiに登場?なんて噂がありました(※嘘情報でしたが)が、「
タツノコVS.CAPCOM CROSS GENERATION OF HEROES」がWiiで発売されているだけに、新たな展開にも期待したいところですね。
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