コーエーとテクモ、来年4月1日に経営統合へ
本日18日、コーエーとテクモの両社は経営統合することで同意し、2009年4月1日に「コーエーテクモホールディングス株式会社」を設立することを発表しました。
経営統合については、両社にて本日開催された取締役会で承認され、本日付けで本株式移転に関する「株式移転計画書」を作成し、両社の経営統合に関する「統合契約書」を締結したとのこと。
この後、2009年1月26日の開催を予定している臨時株主総会にて株主の承認が得られれば、予定通り2009年4月1日に共同持ち株会社「コーエーテクモホールディングス株式会社」が設立となります。株式は、コーエーの普通株1株に対し、テクモは0.9株が割り当てられることが明らかになっています。
新会社の代表取締役会長には現テクモの柿原康晴氏、代表取締役には現コーエーの松原健二氏がそれぞれ就任します。そのほか、取締役として現コーエーの襟川陽一氏、襟川恵子氏、現テクモの阪口一芳氏が就任予定となっています。
2011年度の目標連結売上高は700億円以上、営業利益は160億円以上、経常利益は210億円以上とのこと。
両社が発表したニュースリリースによると、今回の経営統合の目的については「
両社がそれぞれ保有する高い技術力やノウハウを共有するとともに、米国や欧州、アジアなど海外市場における顧客基盤の拡大及びプレゼンスの向上、グローバルベースでの収益力拡大を実現してまいります」と説明してます。
経営統合に至った経緯について簡単に説明すると、原因は8月末にスクウェア・エニックスがテクモに対してTOBを提案した事にあります。その後、9月上旬にテクモはこの提案を断り、同社とは”同族経営”という共通点のあるコーエーとの経営統合について協議してきました。
金融不安が世界各地を取り巻く中、日本のゲーム企業も今後はさらに再編の動きが加速していくものと思われます。今後の動きにも注目していきたいですね。
◎関連リンク
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コーエー公式サイト、
テクモ公式サイト □
コーエー&テクモ経営統合で合意、コーエーテクモ設立へ (ジーパラ)
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コーエーとテクモが持ち株会社、コーエーテクモホールディングス株式会社を2009年4月1日に設立 (ファミ通)