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VC: 松野氏の名作「伝説のオウガバトル」が本日より配信

  • 掲載: 2008年11月11日 23:52
 1993年3月に旧クエストより発売された「伝説のオウガバトル」が、本日よりバーチャルコンソールにて配信が始まりました。
 本作は、松野泰己氏らが旧クエスト在籍時代に制作したタイトルで、全8章の構想があると言われる”オウガバトルサーガ”の第5章にあたる作品でもあります。
 内容としてはリアルタイムストラテジー/シミュレーションRPGで、様々な種族・クラスからなるチームを複数編成し、各地に点在する都市を制圧していくゲームです…が、こうして一言で語るには惜しいくらい当時としてはクオリティの高い作品のため、今でも多くのファンに愛されている、といったところです。

 松野氏はN-Wii.netでも度々登場する方ですし、せっかくなので本シリーズとの歴史について簡単に説明したいと思います。本作の後に第7章「タクティクスオウガ」が発売されたあと、松野氏らは旧スクウェアに移籍しました。
 移籍後は残ったスタッフが開発を続け、第6章にあたる「オウガバトル64」が任天堂ブランドとして発売されましたが、2002年にクエストがスクウェアにゲーム事業を売却し、現在、クエストが発売したソフトの版権はスクウェア・エニックスが持っています。

 そのため、現在「オウガバトルサーガ」シリーズを開発できるのはスクエニという事になるわけですが、中心メンバーだった松野氏は既に同社を退社しています。
 退社後、松野氏は2006年9月の「Wii Preview」には動画で出演し、Wii向けに何らかの企画を練っていることを明かしました。昨年は、Wii向けの新作RPGに関する噂がありましたが、今のところ詳細は一切不明となっています。
 スクエニより本作が配信されたことで、続編やリメイクなど何らかの動きがあるのか…なんて囁かれていますが、どうなんでしょうかね。

 簡単にと言いつつ長くなってしまいましたが、上の理由により、本作のVC版はスクウェア・エニックスより配信されています。

 ここまで書いてきましたが、実はこれは見聞きした情報ばかりで、僕自体は本作をプレイしたことが無いんですよね。なので、これを機に遊んで見たいと思います。気軽に過去の作品に触れられるのがVCの利点ですね。

 価格は800Wiiポイントとお安くなっていますので、まだ未体験の方も、SFC版を遊んだ方も、ぜひプレイしてみてください。

◎関連リンク
 □伝説のオウガバトル (スクウェア・エニックス)
 □オウガバトルサーガ (Wikipedia)

◎関連ニュース
 □11月のバーチャルコンソール配信予定が公開、「ロックマン3」「オウガバトル」など10タイトル