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名古屋の企業、特許侵害で任天堂・ソニー・マイクロソフトを提訴

  • 掲載: 2008年11月6日 21:05
 愛知県名古屋市に本社を置く特許ライセンス企業エイディシーテクノロジー(ADC Technology)は、「大手ゲームメーカー3社が自社の特許を侵害している」として任天堂、ソニー、マイクロソフトを提訴しました。
 IP NEXTの記事によると、エイディシーテクノロジーは、同社が保有している通信システムに関する5つの米国特許がゲーム機大手3社に侵害されたと主張しているとのこと。
 同社はこの主張を元に、2008年10月27日付けで米国ワシントン州の西部連邦地方裁判所に提訴しました。

 また、iNSIDEさんの記事によると、同社は以前EGP(電子番組ガイド)や2画面携帯電話などの分野でも、同様の技術を保有する企業と争った経験があるとのこと。
 エイディシーテクノロジーは特許ライセンスが主な業務という事でたまたま狙われただけとも考えられますが、国内企業がこのような訴訟をゲーム関連企業に対して行うのは珍しいケースではないでしょうか。

 ちなみにWii関連での訴訟は、当サイトで取り上げただけでも米Anascape社による”コントローラに関する特許”米Lonestar Inventions社による半導体の特許、果てはWiiの米国内における販売差し止めを求めたHillcrest Labs社など、任天堂は多くの訴訟を抱えています。

 今回の訴訟の損害賠償請求額や具体的な訴状の内容などは不明ですが、何か動きがあり次第お伝えしたいと思います。
 
◎関連リンク
 □ソニー、任天堂、MSがゲーム機の特許侵害で日本企業に提訴される (IP NEXT)
 □エイディシーテクノロジーが任天堂、ソニー、マイクロソフトの3社を提訴 (iNSIDE)