コラム: 本日発売!「ニンテンドーDSi」とWiiの連携を考える
本日11月1日に発売された「ニンテンドーDSi」は、ニンテンドーDSプラットフォームの”第3モデル”という位置付けになっており、カメラやSDカードスロット搭載など様々な機能強化が行われました。
お店の開店前に行列が出来るなど盛り上がっているようですが、Wiiとも関係あるんだぞ!という事で、DSiとWiiの関係について考えたいと思います。
最初に、現在明らかになっている情報をまとめていきます。まず、DSiには
SDカードスロットが搭載されていますので、Wiiとデータをやり取りする事が可能になっています。
例えば、DSiのカメラで撮影した画像データをSDカードに保存してWii「写真チャンネル」で見る、と言った用途に使用できます。
カメラ機能について知ってからはっと気付いたのですが、これはちょうど”
デジカメとPC”のような関係になっているんですね。
やはり、小さい子どもやお年寄りの方にとってPCは難しいかなと思いますが、既にWiiがある家庭では、DSiを導入するだけで写真を気軽に楽しめる、という利点があります。Wiiに画像ファイルを移せば、「
デジカメプリントチャンネル」を使えるので印刷もしてくれますし(※有料)、その流れはある意味で完璧ですね。
また、「DSiサウンド」にて再生できるファイルは
AACですので、これもWiiの写真チャンネル(ただしVer.1.1)とやり取りできます。
あと、これはゲーム自体とは関係ありませんが、「DSiショップ」のサービスが始まった事に伴い、ポイントのチャージ方法をWiiポイントと統一し「
ニンテンドーポイント」に名称が変わりました。
これについては下の記事で触れていますので、そちらも合わせてご覧ください。
→
ショッピングチャンネルが更新、ニンテンドーポイント対応など で、もちろん写真や音楽以外に、ゲーム関連でもWiiとの連携が用意されています。昨日も紹介しましたが、例えば
「メイドイン俺」では、DS版で作った”プチゲーム”をWiiに持ってきて遊ぶという連携が用意されています。
他にも
「バンブラDX」のスピーカーチャンネルなどがありますが、そういえば、これはDSiに限った事ではありませんでしたね。
なので、ここからは妄想を膨らましつつ、DSiとWiiの連携について考えていきたいと思います。やはり、携帯型ゲーム機の利点は”場所を拘束されないこと”にありますので、
据置機からの持ち出しについて考えてみましょう。
以前どこかのブログで読んだ話なんですが、例えばWiiのRPGゲームから一部のダンジョンを配信して、
DSでキャラクターのレベル上げをやってWiiに戻すというアイデアがありました。
据置型ゲームのRPGでは、レベル上げなどの作業もテレビの前で行う必要があるわけですが、DSに移せば外出先や移動途中でも出来るので便利ですね。
あと、Wiiの「お天気チャンネル」や「ニュースチャンネル」の情報を自動でDSiに配信して
朝の通勤途中でもチェック可能にする、というのはどうでしょうか。
ニュースだけではなく、「みんなのニンテンドーチャンネル」の動画や、「TV番組表チャンネル」の番組データなど、色々なものをDSiに移して持ち運べると思うんですね。ゲームとは違う用途ですが、DSに配信したデータを保存できるようになった事で、新たな可能性が広がった事には違いありません。
ニンテンドーDSiは、確かに現時点では未知数な部分が多く、どれくらい普及するのか検討すらつかない状態です。成功してDSiブームが訪れるかも知れないし、いつのまにか消えて無くなっているかも知れません。
実際のところ「カメラや音楽はいらん」という方もいるでしょうし、DSiウェアの展開にも不明瞭なところがあるため、DS→DSLiteのようなインパクトは無いかも知れません。
しかし、任天堂ハードの情報を日々追っている身としては、こういった新しいハードが出ると、もちろん良い意味で期待せざるを得ないと言いますか。何も情報が出ていないのに、つい何かあるんじゃないかと思ってしまいます。
任天堂は、ゲームキューブ&ゲームボーイアドバンスの時代に「
コネクティビティ」というハードの連携を色々とやっていましたので、その経験をもとにWiiとDSを組み合わせて何か新しいことをやってくれないかな、というのが僕の希望です。
まだ発売したばかりですし、ただ単に「カメラや音楽なんていらない」と言ってしまわずに、今後の展開を見守っていきたいところです。
◎関連リンク
□
「ニンテンドーDSi」公式サイト (任天堂)
◎関連ニュース
□
ショッピングチャンネルが更新、ニンテンドーポイント対応など □
DS「メイドイン俺」で作ったプチゲームはWiiで遊べる!