Wiiが抱える課題その3は、ゲーム人口拡大という任天堂が掲げるテーマへの取り組みについて。「脳トレ」や「Wii Fit」などをリリースしてきた任天堂が、さらなるゲーム人口拡大を目標に新たなジャンルに挑戦します。

　カンファレンスでは、NHKとのコラボレーションによるソフトが2タイトル発表されました。ラインナップとしては「100語でスタート！英会話（仮称）」と「みんなが主役のNHK紅白クイズ合戦（仮称）」で、どちらもNHKで実際に放送された番組を活用したものになっています。

　この記事では、ジーパラにて紹介記事が掲載されていた「みんなが主役のNHK紅白クイズ合戦（仮称）」について取り上げたいと思います。本作は、プレイヤー達が紅白のチームに分かれてクイズに挑戦するというゲームです。
　実際のクイズ番組に参加するような感覚でクイズに挑戦でき、通常のクイズのほか、「ジェスチャー」「連想ゲーム」といったバラエティ豊かなゲームが収録されています。
　カンファレンスのラインナップ動画を見たところ、いわゆる「通常のクイズ」は文字を選択して答えとなる言葉を作る形式になっていました。「ジェスチャー」などは動画にはありませんでしたが、スクリーンショットを見たところ、Miiによるジェスチャーから答えを想像するという形式になっているようです。

　本作は最大6人まで参加できるので、家族揃って楽しむことが可能になっています。Miiにも対応していますので、自分が実際に番組に散会している感覚で楽しめるというわけですね。
　発売は2009年中、価格などは未定です。

　英語学習にクイズ番組、内容としては既に存在しているのですが、NHKとの共同開発による新たなアプローチという事で、続報にも期待したいと思います。

◎関連リンク
　□イベント情報 （任天堂）
　□【任天堂カンファレンス08】任天堂とNHKがコラボするクイズゲームとは （ジーパラ）
　□Wiiの抱える課題はソフトの充実、本体メモリー不足への対応、インターネット接続率の向上など （ファミ通）

◎関連ニュース
　□「任天堂カンファレンス2008.秋」開催、新型DSなど発表内容の要点まとめ
　□カンファレンス： 年末商戦～2009年のWiiソフトラインナップ一覧
　□Wiiが抱える課題その1 ～ 任天堂、Wii本体メモリの対策を発表
　□Wiiが抱える課題その2 ～ ネット接続率向上――動画・キャンペーン開催など