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任天堂が業績を上方修正、創業以来初の売上高2兆円へ

  • 掲載: 2008年8月30日 22:14
 任天堂は29日、平成21年3月期の「業績予想の修正に関するお知らせ」を発表しました。
 リリースによると、まず第2四半期(2008年4月1日~9月30日)の売上高は8300億円(前回予想+700億円)、営業利益は2450億円(同+350億円)、経常利益は2800億円(同+650億円)、四半期純利益は1650億円(同+400億円)です。
 続いて通期の業績予想は、売上高が2兆円(前回予想+2000億円)、営業利益が6500億円(同+1200億円)、経常利益が7000億円(1500億円)、当期純利益が4100億円(同+850億円)となっています。

 上方修正の理由としては、ニンテンドーDSとWiiが本体・ソフト供に特に海外で好調であることと、為替レートが予想よりも円安に推移していることが上げられます。
 これにより、為替レートは1ドル=100円から105円へ、1ユーロ=155円から160円へと変更になりました。

 また、通期のハード出荷台数も上方修正され、ニンテンドーDSは3050万台(前回予想+250万台)、Wiiは2650万台(同+150万台)となりました。

 業績の上方修正に従い、株主配当と配当方針が変更となりました。従来は140円と固定していた中間配当が、今回からは第2四半期末時点での営業利益の33%を基準とする算定方法へと変更されています。
 このため、第2四半期末で640円、期末で1040円、年間1680円(前回予想+420円)となりました。

 そのほか、今回の発表を受けて、29日の大証一部では任天堂の株価が前日比+8.37%の5万1800円と大幅に値を上げて今年初のストップ高、そして久々の5万円台回復となりました。

 通期業績が今回の予想通りとなれば、任天堂が創業して以来初の売上高2兆円台という事になります。やはり海外でのWiiとDSの勢いはすごいですね。次の課題はこの勢いがいつまで保てるかという事になるわけですが、来年以降はどうなっていくか見守っていきたいところです。

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 □株主・投資家向け情報 (任天堂)