海外: サードパーティ製ソフトが最も売れたハードはWiiだった
次世代ゲーム機は、開発費が高騰したりユーザーが複雑化したりと、ソフトメーカーにとっては頭の痛い問題が山積みですが、このニュースはちょっとした参考になるかも知れません。
NOAが米国の調査機関NPDの市場データを元に集計したところ、なんとサードパーティ製ソフトが最も売れたハードはWiiだという結果が出たとのこと。
まずは、Wii、Xbox360、プレイステーション3の各ハードのサードパーティ製ソフトの売り上げ本数をまとめたグラフをご覧ください。
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Nintendo releases third-party sales chart, NPD clarifies some details (Joystiq)
グラフを見てみると、発売から12ヶ月はXbox360が数を最も売り上げていますが、13ヶ月目にWiiが急に伸び始め、以降はWiiが最も売り上げている、ということになっています。
このグラフについてですが、次世代亀さんの記事によると、Nintendo of Americaマーケティング部門の副責任者であるデニス・ケイグラー氏が「
我々は誤解を正します。これが事実です。」とGameDailyに見せたもので、「最もサードの売れるハードはWii」である事を主張しました。
ハード発売から24ヶ月間の販売本数は、Wiiが
約3300万本(全体の
56%)、Xbox360が約2900万本(84%)、プレイステーション3は約2000万本(82%)となっています。
なお、米国で600万本以上が売れた「はじめてのWiiパック」の
売り上げの多くは”Wiiリモコン需要”であったと見なし、同タイトルを計算から除外すると、上で説明したサードパーティ製ソフトの割合は
64%にまで上昇すると推測しています。
”Wiiではサードパーティ製ソフトが売れない”とはよく言われる事ですが、本数で見てみると、3ハードの中では
Wiiが最も売れていることが分かります。
Wii向けのサード製ソフトの売り上げが伸びた要因としては、「マリオ&ソニック」や「ギターヒーロー3」が挙げられます。
しかし、ソフト売り上げ全体に占める割合は最も低くなっており、やはりサードにとっては、任天堂の存在は大きすぎるのかも知れません。岩田社長の通り、「WiiもDSのようにいずれサード製ソフトが伸びてくる」という事なんでしょうかね。
◎関連リンク
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サードパーティ製ソフトが最も売れたハードはWiiだった (次世代亀)
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Nintendo: Third-Party Games Not Selling on Wii is a False Assumption (GameDaily)