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社長が訊くWiiプロジェクト、「Wiiチャンネル」編を連載開始

  • 掲載: 2006年9月15日 19:01
 任天堂ホームページにて連載されている「社長が訊く Wiiプロジェクト」のシリーズVol.3が始まりました。
 
 Vol.3では、14日に発表されたばかりの「Wiiチャンネル」を取り上げ、岩田社長、青山敬氏(総合開発本部 開発部 開発第4グループ)、黒梅知明氏(同制作部 制作UI・エフェクト統括グループ)、玉樹真一郎氏(同開発部 開発第4グループ)の4名が登場しています。

 第1回では「家族全員に触ってもらうこと」というタイトルで、「Wiiチャンネル」が誕生するまでやコンセプトなどが語られています。
 発表された新機能が、直後に公式サイトにて当事者の言葉として掲載されるというのは、なかなか良い試みですね。

◎関連リンク
 □社長が訊くWiiプロジェクト Vol.3「Wiiチャンネル」編 第1回 (任天堂)

◎第1回のまとめ
家族全員で遊んでほしい
 玉樹氏:ずっとイメージとしてあったのが、「こたつとゲーム」が馴染んでいる風景だったんです。もちろん、こたつでもちゃぶ台でもテーブルでもなんでもいいんですが、家族全員で共有できるような楽しみにしたかったんです。
 とくに、自分でも最近、ゲームで遊ぶときには、夜、ひとりの部屋で、気合を入れてゲーム機を立ち上げるっていう、ちょっと世間と隔絶されるような感じがあったものですから、そのあたりを変えていきたいというか、遊ぶときに寂しくならないようなものを目指したかったんです。
 ですから、Wiiのリモコンがふつうにこたつの上に置いてあるようなイメージ、そういうことを実現させるためにどうしたらいいのかということをずっといろんな人に話していたように思います。
 青山氏:徐々にコンセプトがはっきりとイメージできてきたんですが、それはやはり「家族全員で触るものだ」ということでした。だとすると、家族の誰も敵にしてはいけないし、家族の中に「よくわからない」とか「自分と関係ない」とか感じる人がいてはいけない。
 これまでのゲームという娯楽でありがちだった、何か気に入ったゲームがあったら何時間でも遊ぶけれど、それをクリアーしてしまったら生活からなくなってしまう、というものであってはいけないんだろうな、と。

「Wiiが24時間動いている」ということを
 黒梅氏:たとえば「天気」というチャンネルはWiiが24時間つながっているということをわかりやすく表すものとして仕上がったことが印象に残っています。
 朝起きて、パッと電源を入れると、今日の天気の情報が更新されている。これは、Wiiをよく知らない人に説明するときも、すごく伝えやすかったというか、すぐ理解していただける機能として、手応えがありました。

 今まで任天堂は「家族の全員が関わるように」ということを目指して様々な取り組みをしてきたわけですが、その集大成としてWiiがあるように思えますね。Wiiでゲームがどのように変わるか、発売が楽しみです。