任天堂は、日本時間16日午前1時より開催したメディアブリーフィングにて、「どうぶつの森」シリーズ最新作をWii向けに発表しました。

　現地でのタイトルは「Animal Crossing City Folk」です。直訳すると「どうぶつの森 街の人々」という感じになりますが、実際にはもっとのんびりとしたタイトルが付けられる、はずです。

　さて、Wii版の特徴として、サブタイトルにもある”City（街？）”に遊びに行けるという要素があります。街には、これまた新要素であるオークションに参加したり、”ハッピールームアカデミー”で他の人の部屋を見たり、”ビューティーサロン”にて髪型を変えたり、Miiのマスクを被ったりと様々な事ができるようになっています。
　ほか、1つの村に最大4人まで暮らせること、ニンテンドーWi-Fiコネクションを利用する事で、友達を自分の村に招待したり、逆に相手の村に尋ねたりという事も可能です。

　あともう一つ、Wii版の大きな特徴として、今回新たに発表された周辺機器「Wii Speak」への対応が挙げられます。これは、ニンテンドーWi-Fiコネクションを通じて、フレンドと声によるコミュニケーションを取れるというものです。
　”ボイスチャット”と言っても、Xbox360のヘッドセットなどのように1対1による会話ではなく、「Wii Speak」は家族同士など、多人数対多人数によるコミュニケーションにも対応しています。
　なお、この「Wii Speak」は本作には同梱されず、別売で29.99ドル（日本円で約3200円）にて販売予定とのこと。

　というわけで、大まかではありますが、ようやくWii版どうぶつの森の情報が公開されました。
　ざっと見たところ、本作は今までよりもぐっとコミュニケーションツールとしての面が強くなったように思えますね。一部ながらも、Wiiもボイスチャットに対応できる準備が整ったわけですし、別のソフトでの有効活用にも期待したいところですね。

　なお、関連リンクにて、本作のスクリーンショットが掲載されています。こちらもぜひご覧ください。

◎関連リンク
　□「Nintendo's E3 Media Briefing」で紹介されたタイトルのスクリーンショットが到着 （ITmedia）
　□マイクデバイス”Wii Speak”が発表！　Wii用ソフト『どうぶつの森（仮題）』は複数対複数のボイスチャットが可能に （ファミ通）
　□Nintendo E3 Media Briefingレポート その1 Wii「どうぶつの森」を発表、DS独占提供の「Grand Theft Auto CHINATOWN WARS」も （インプレス）