E3: 「Wii Music」を宮本さんが実演、バランスWiiボード対応も決定
日本時間16日午前1時より開催されたE3の任天堂メディアブリーフィングにて、「Wii Music」が発表されました。
「Wii Music」の発表では、まずは椅子に座ったプロのドラマーが登場。手にはWiiリモコンとヌンチャクを持ち、足元にはバランスWiiボードが置いてあります。
これはドラム操作のデモなのですが、Wiiリモコンとヌンチャクでドラムセットを叩き、両足を乗せた
バランスWiiボードで左右のフットペダルを操作することができます。
続いて、宮本さんが、Wiiリモコンを縦笛のように両手で持って登場。画面には宮本さんのMiiが映し出されており、宮本さんの動作に合わせてサックスを演奏していました。
宮本さんは、「Wii Music」を作った理由について「楽器を弾けない人にも、音楽を演奏する楽しみを味わってもらおうと思って作った」と述べました。以下、本作の主な特徴をまとめました。
- 自由にボタンを押したりしているだけでも、それなりに曲にあった音を出す事ができる
- 従来の音楽ゲームとは異なり、楽譜を目で追ったり、的確にタイミングを合わせたりする必要は無い
- 60種類以上の楽器を演奏できる
- 先ほどのドラムやサックス以外にも、ギター、ピアノ、バイオリン、太鼓など様々な楽器が登場
- 2年前に宮本さんが実演したオーケストラも収録、ハンドベルなども演奏できる
楽器の演奏にはWiiリモコンとヌンチャクを使用します。例えばピアノでは、手に持っているリモコンやヌンチャクを振り下ろす事で鍵盤を押す事が出来ます。手を横に移動すると、それに連動して鍵盤上の手の位置も変わるようです。
ほかにも、バイオリンの場合は、左手を伸ばし右手のWiiリモコンを弓に見立てて演奏したり、和太鼓ではリモコンとヌンチャクをバチのように操作するなど、本物の楽器のように直感的に操作できるのが特徴です。
なお、先ほど紹介したドラムですが、上手になるためにはある程度の練習が必要になるものの、
練習用のガイドプログラムが用意されます。これを使って練習すれば、数週間でドラムを使えるようになるとのこと。
発表の冒頭で演奏していたプロのドラマーの方は、練習はたった1日だけだったようですが、見事な演奏を見せてくれました。さすがプロですね。
発表の最後では、宮本さんなど5人による合奏が行われました。曲はスーパーマリオブラザーズの地上のテーマで、後半は曲をアレンジした感じになっており、最後の方にはゲームオーバーの時のあの音楽も含まれていました。
で、いつのまにか、Wiiリモコンが5本以上使えるようになっていますね。今までは最大4本とされていたリモコンの最大接続数ですが、今後は
5人以上での同時プレイも楽しめるようになるのかもしれません。
というわけで、「Mii Music」のまとめでした。発表ではほかにも、自分達の演奏を録画し、
ミュージックビデオを作成できる機能があるとも語られていましたが、これについては続報待ちとなっています。
本作は、世界各地で2008年中に発売される予定です。ミュージックビデオの件を含めて、今後の続報にもご期待ください。
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