Wii本体ファームウェアが「Ver.3.3J」へ更新――真の狙いはハック対策?
本日、Wii本体のファームウェアの更新が行われ、「Ver.3.3J」へとバージョンアップしました。
※18日22時更新:Wii本体の内蔵OSを表現する言葉として「ミドルウェア」と表記していましたが、正しくは「ファームウェア」でした。お詫びして訂正いたします。
Wii公式サイト内のQ&Aによると、今回のバージョンアップにより、「似顔絵チャンネル」にて
「似顔絵広場」にいるMiiを自分で「似顔絵パレード」へ移動できるようになった、とのこと。
公式サイトに書いてある更新内容はこの1点だけですが、よく見てみると、下の方に長々と注意書きが書いてありますね。これについては、Wii伝言板に届いたメッセージを読むと理解できると思いますので、下に引用しました。
■■重要■■■■■■■■■■■
通常の使用方法以外の方法で作成された異常なセーブデータ(改ざんされたデータなど)は、お客様のWii本体の故障の原因となるおそれがあるため、今回の更新から対策を行っています。
更新後は、異常な部分を含むセーブデータは自動的に除去される場合がありますのでご注意ください。
つまり、今回の更新以降、Wii本体が作成していない異常なデータは
ファームウェア更新時に自動で削除されるということになります。
当サイトでは取り上げませんでしたが、
2月頃に「ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス」のセーブデータを扱うプログラムにバグが発見され、それを利用した「トワイライトハック」なるものが一部で話題になっていました。
このハックを使えば
自作ソフトも起動可能になるため、ある意味で魅力的ではあるのですが……
上で引用した文章を読むと、削除の対象は”異常な部分を含むセーブデータ”となっています。なので、案内では「似顔絵チャンネルの更新」としておきつつ、本当の目的は
トワイライトハック対策だったのかも知れないですね。
ちなみに、今回の似顔絵チャンネルの更新により、Miiをたくさん作って似顔絵広場がいっぱいになってしまった!という時に似顔絵パレードに退避する事が出来るようになりましたので、Mii職人の方には便利そうです。
というわけで、利用者の方には、ぜひWiiを正しく使ってもらいたいなと思います。
◎関連リンク
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Wii本体を更新する方法は? 更新するとなにが変わるの? (任天堂)
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WiiにSDカードから自作ソフトを起動するハック、本体改造不要 (Engadget Japanese)