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Wii本体ファームウェアが「Ver.3.3J」へ更新――真の狙いはハック対策?

  • 掲載: 2008年6月18日 00:05
 本日、Wii本体のファームウェアの更新が行われ、「Ver.3.3J」へとバージョンアップしました。

 ※18日22時更新:Wii本体の内蔵OSを表現する言葉として「ミドルウェア」と表記していましたが、正しくは「ファームウェア」でした。お詫びして訂正いたします。
 Wii公式サイト内のQ&Aによると、今回のバージョンアップにより、「似顔絵チャンネル」にて 「似顔絵広場」にいるMiiを自分で「似顔絵パレード」へ移動できるようになった、とのこと。

 公式サイトに書いてある更新内容はこの1点だけですが、よく見てみると、下の方に長々と注意書きが書いてありますね。これについては、Wii伝言板に届いたメッセージを読むと理解できると思いますので、下に引用しました。

■■重要■■■■■■■■■■■
 通常の使用方法以外の方法で作成された異常なセーブデータ(改ざんされたデータなど)は、お客様のWii本体の故障の原因となるおそれがあるため、今回の更新から対策を行っています。
 更新後は、異常な部分を含むセーブデータは自動的に除去される場合がありますのでご注意ください。


 つまり、今回の更新以降、Wii本体が作成していない異常なデータはファームウェア更新時に自動で削除されるということになります。

 当サイトでは取り上げませんでしたが、2月頃に「ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス」のセーブデータを扱うプログラムにバグが発見され、それを利用した「トワイライトハック」なるものが一部で話題になっていました。
 このハックを使えば自作ソフトも起動可能になるため、ある意味で魅力的ではあるのですが……
 上で引用した文章を読むと、削除の対象は”異常な部分を含むセーブデータ”となっています。なので、案内では「似顔絵チャンネルの更新」としておきつつ、本当の目的はトワイライトハック対策だったのかも知れないですね。

 ちなみに、今回の似顔絵チャンネルの更新により、Miiをたくさん作って似顔絵広場がいっぱいになってしまった!という時に似顔絵パレードに退避する事が出来るようになりましたので、Mii職人の方には便利そうです。

 というわけで、利用者の方には、ぜひWiiを正しく使ってもらいたいなと思います。

◎関連リンク
 □Wii本体を更新する方法は? 更新するとなにが変わるの? (任天堂)
 □WiiにSDカードから自作ソフトを起動するハック、本体改造不要 (Engadget Japanese)