Nintendo of Europe（NOE：任天堂欧州法人）のシニアマーケティングディレクターであるLaurent Fischer氏は、Wii本体内蔵フラッシュメモリの容量に関する問題についてコメントしました。

　ここでは、大まかにまとめたいと思います。英語ではありますが、コメント全文はGo Nintendoなどに掲載されていますので、そちらをご覧ください。

「512MBじゃ足りない」という批判について

　私たちはもちろん、一部のユーザーが容量不足に悩んでいる事を把握しています。それに、簡単にアクセスできるよう1つの場所に保存したいという気持ちも分かります。容量を増やせば、より手軽になるでしょう。しかし、大部分の人は現状の容量で満足していると考えています。

媒体がフラッシュメモリであることについて

　もちろん、Wiiにハードディスクを搭載する事も検討しました。しかしそれは、私達が重要視している”シンプルさ”と”アクセスのしやすさ”を失ってしまう事になってしまいます。

　以上、Wii本体の内蔵メモリ容量についてのお話でした。このような話は、岩田社長も決算説明会の質疑応答で答えていましたね。でも確かに、Wiiウェアが始まった頃から、ぼちぼちと「容量が足りない」という声を聞くようになりました。Wiiショッピングチャンネルをよく利用するヘビーユーザーでなければ容量不足にはなりませんが、当然のことながら容量が足りなくなるほどにソフトを買ってくれるのが理想ですよね。
　SDカードに退避したりショッピングチャンネルから再ダウンロードという手はありますが、面倒というのが正直なところ。容量不足に悩むユーザーは少しずつ増えていくと予想されます。

　やはり、任天堂には何らかの対策を検討してほしいですね。SSDが安くなってきている事ですし、個人的にはDVD内蔵WiiよりもSSD内蔵Wiiが欲しいです。

◎関連リンク
　□Nintendo - most people are happy with Wii storage size （Go Nintendo）