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ハードルを越えた先の達成感! 「ソニックライダーズ」レビュー

  • 掲載: 2008年3月30日 21:38
 N-Wii.net管理人による「モノフェローズ」レビューの第3弾です。今回は、セガから1月に発売された「ソニックライダーズ シューティングスターストーリー」を体験してみました。
 ソニックが主人公の作品は数々ありますが、実際に僕が遊んだのはこれが初めてでした。なので、ゲームキューブ向けに発売された前作「ソニックライダーズ」も遊んだ事はありませんでした。

 そんな初心者ですが、本作にはチュートリアルとして「トレーニング」モードが用意されていたため、とりあえずトレーニングを遊んでみることに。このモードには、ゲームを遊ぶための必要最低限な操作を学べる「ビギナーコース」と、タイムを縮める応用テクニックを習得できる「ステップアップコース」があります。
 本作は、重力をコントロールする「グラビティコントロール」や直線を一気に加速する「グラビティダイブ」など、独自の要素が多い作品です。レースに挑むために、それらの技を習得する「ビギナーコース」の操作は覚える必要があります。これが一つの壁になるかも知れませんね。

 基本操作を覚えたあと、続いて「ストーリーモード」を遊んでみました。意外な事に、ストーリーもムービーもなかなか手が込んでいるようで。ストーリーは、ソニックとジェット両方から見た2部構成になっているため、それなりのボリュームにはなっています。で、そのムービーの合間に、肝心のレースがあります。

 ストーリーモードでは、各コースに「何分何秒以内にゴール」や「1位でゴール」などの目標が設定されているため、それを達成できないと話が進みません。とは言っても、そんなにハードルは高くありませんので、失敗したとしても、何回かリトライして慣れていくうちにクリアできると思います。
 この目標の中では、特に「1位でゴール」というのが難しいかも知れません。各コースは分岐が多いため、ショートカットできる地点が多くあります。対戦相手は容赦なくショートカットするため、いつのまにか抜かれているということも。最後まで気が抜けないレースが続くことになります。

 初心者の方は、先ほども述べた「グラビティコントロール」や「グラビティダイブ」のコツを掴むまでにある程度の時間を要するでしょうし、序盤のコースで足止めを食らう事があるかもしれません。
 でも、その壁を乗り越えれば、「あれ? 俺って結構上手いんじゃね?」と錯覚してしまいそうな快適なレースになるんじゃないかなあと、そう思います(そう思ってしまいました)。

 で、ストーリーモードを一通り遊んでみて思ったことは、

   ソニック達って日本語も喋るんだ!

 これに尽きますね。いや、シリーズ初プレイだったから分からなかったんです。……みんなペラペラと流暢な日本語を使ってました。

 さて、ストーリーモード以外にも、レースゲームらしくタイムアタックバトルモードがあるほか、「ニンテンドーWi-Fiコネクション」に接続する事でワールドランキングを見る事もできます。もちろん登録も可能です。

 最後に、感想を交えつつ良い点と悪い点をまとめました。


○良い点

爽快感がある
 まず走るスピードが速い。ジェットコースターのような急降下の坂があったり、コースのあらゆる所にダッシュパネルがあったりと、コース自体もスピード感を演出するようなつくりになっている。風を切る速さとは正にこの事ですね。

レース中でも操作のヒントを表示させる事ができる (設定変更で消去可)
 ジャンプ台(トリックゾーン)や「グラビティコントロール」を決めれる地点などがある場合は、その数秒くらい手前から操作ボタンが画面上部に表示されます。操作を覚えたりコツを掴むためにも、特に序盤でありがたい機能です。


○悪い点

操作に多少の癖がある
 これまでの文章で何度も「コツ」という言葉を使いましたが、まさにその通り。「グラビティコントロール」や「グラビティダイブ」などは、使用前にスピードが落ちるため、失敗すると目標達成に響きます。コツが掴めないとスピード感のある走りにはならないため、あまり楽しめません。


○総評
 操作に多少の癖があるものの、レースゲームとしては良い出来だと思いますし、思い描いていた通りのソニックらしいスピード感が本作にはありました。
 これを一言で表現するなら、このレビューのタイトル通り「ハードルを越えた先の達成感」だと思います。言葉にすると簡単ですが、これはゲームに無くてはならない要素ですよね。
 ぜひ操作をマスターして、コースを駆け巡る爽快感を味わって欲しいと思います。

 → 「ソニックライダーズ シューティングスターストーリー」公式サイト


 このレビューは、WillVii株式会社が運営するレビュー特化型ソーシャルブックマークサービスみんぽすのご協力のもと、メーカーから無償でソフトを借りてレビューできる「モノフェローズ」を利用して執筆しました。

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