[レビュー] 血飛沫浴びつつ敵を切り倒す爽快感?「お姉チャンバラRevolution」
たまにはレビューも書こうという事で、2月7日にD3パブリッシャーより発売された「お姉チャンバラ Revolution」を特集したいと思います。
※本作のCEROレーティングは「D(17歳以上対象)」となっておりますので、17歳未満の方が記事をご覧になる場合はご注意ください。
まあ、家族向けを意識した「Wii」だと言うのによく任天堂が発売を許可したなあと思うところはあります。確かに本作は
任天堂系ハード初登場ですが、任天堂がこういった表現に寛大なのは割と知られている事ではないでしょうか。
個人的には、Xbox360版を遊んでみたいなあと思いつつ遊ぶ暇が無いから後回しにしていたところ、Wii版の発売が明らかになったので、じゃあ買おうという事になりました。つまり、シリーズ初プレイです。
シリーズファンの方は、それを踏まえた上でお読み頂けたらと思います。
で、とりあえず軽く1時間ほど遊んで見ました。公式サイトにあったムービーなどの事前の知識で「なんか難しそうだなあ」と思ってましたが、そんなにダメージを受ける事も無くすんなりと進める事ができました。
Wii版だったからなのかもしれませんが、ゲームを進めていくと段階的にTIPSが表示され、攻撃方法などを教えてくれます。それだけではなく、新たに登場する敵の紹介や攻撃のかわし方なども解説してくれます。
それで、一度見たTIPSはポーズメニューより見れる事ができます。こういった機能は「ファイアーエムブレム」シリーズにもありましたね。結構便利です。
敵を倒す時も、基本は
Zボタンでロックオン→リモコンを振って攻撃という流れで大丈夫。この辺りは「ゼルダの伝説」シリーズに似た作りですので、リモコンを振っているだけでも結構何とかなります。
それだけだと後半は厳しくなるかもしれませんが、操作に慣れた頃に「回避アクション」や「コンボネーション攻撃」などを覚えて、腕を磨いていけば良いじゃないかと。
最初からテクニックを要求していないという点では、操作は易しいです。武器は刀だし、二刀流もあるし、Wiiリモコンとヌンチャクの相性はバッチリと言えるでしょう。
最初は一人ずつ倒していくのが精一杯かも知れませんが、徐々にコンボを狙えるようになってきますので、本作の特徴でもある
爽快なアクションに近づいていけるんじゃないでしょうかね。
あとは、歌とかBGMはゲームと合っていて良いです。ほか、タイトルコールとか、あとストーリーモードでは物語を全部読み上げてくれます。この辺りはなかなか豪華に作ってますね。
ボリュームについては、どうなんでしょうかね。定価は5800円ですが、僕の場合は
Amazonにて初回特典のサウンドトラック付きで5400円(※なんと記事掲載時点でも特典付き)だったので、まあ良いんじゃないかと思います。
シリーズ他作品をプレイ済みの方がどう思うかは分からないですけどね。
で、最後に、残虐な表現があるかどうかについて話しておきたいと思います。まず血の表現については、まあ、フィールドや画面などに血飛沫が飛び散ったりしますが、標準では”明るめのピンク色”なのでそんなに気にならないんじゃないかと。もし気になったとしても、オプションで
血の色を変える事ができますので、ここは大した問題じゃないと思います。
むしろ切り倒されたバラバラな死体の方が、その手の表現が嫌いな人にとってはショックが大きいと思います。バサバサと切り裂いて、下半身だけ残った敵がそれでも動いている方が、表現的にはきついんじゃないかと。
まあ長々と語りましたが、「バイオハザード」シリーズをプレイできるなら、表現に関しては問題ありません。難易度も、バイオシリーズよりは簡単ですしね。
確かに、幼い子供や小中学生なども触れる事ができるため店頭には置きにくい商品だとは思います。ですが、ただ闇雲に規制だけしてしまうのは勿体無い。
多くのメーカーが全年齢対象の家族向けゲームに傾く中で、このような”プレイする人を選ぶ”ようなゲームも必要ですよね。様々なニーズにあったソフトが発売されてユーザーの選択の幅が広がるという意味では、むしろ歓迎すべき事ではないかと。
お色気・残虐表現・バイオレンスと、敬遠されそうな条件ばかりが揃ってしまったゲームですが、Wiiリモコンで爽快なアクションを楽しみたいという方、ぜひいかがでしょうか。
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