Wiiが影響? 各社のアミューズメント事業が不振、バンナムやセガなど一部閉店へ
バンダイナムコホールディングスは、国内で展開しているゲームセンター店舗の2割にあたる50~60店を閉鎖する方針を明らかにしました。
この方針を採った要因について日経は「
体を動かして遊べるWiiの人気でゲーム施設ならではの魅力が薄れ、ガソリン高で車での来店客も減った」からとしています。
同社が発表した2008年3月期第3四半期業績によると、売上高こそ前年比で増加したものの、玩具やゲームなどの事業で利益が減少しており、利益率の向上が課題となっています。
また、セガサミーホールディングスもアミューズメント施設約110店を閉鎖・売却する方針で、今年度中に80店の整理を完了する計画であるとのこと。さらに同社の第3四半期業績は、アミューズメントやコンシューマー事業の不振に伴い赤字に陥っており、子会社のセガから400人程度の希望退職を募り、人員の適正化を図る予定です。
ほか、カプコンも、来年度の新規出展を今年度(9店)の半分に抑える事を発表しています。
まあ、ゲームセンターの不調の理由についてはここでは触れませんが、「Wiiで体感ゲームが出来るから」とか「ガソリンが高くなったから」という事などは、大した理由ではないでしょう。
とは言えユーザーの確保が課題となっているのはゲームも同じですので、各社にとっては頭の痛い問題ですね。
◎関連リンク
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ゲームセンター苦戦、バンダイナムコが2割閉鎖 (NIKKEI NET)
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セガ、希望退職者を募集―400名程度、業績不振で (iNSIDE)