「NO MORE HEROES」の須田氏、日本市場に苦言――続編には意欲的
マーベラスエンターテインメントから昨年12月に発売された「NO MORE HEROES」のディレクターを務めた須田剛一氏は、本作の今後の展開について語りました。
※22日22:10追記
グラスホッパー・マニファクチュア公式サイトにて、お詫びのコメントが掲載されました。これに関しては、記事の最後に詳細を付け足しておきました。
Game*Sparkさんによると、GameSpot UKは須田氏に対してインタビューを行ったようです。続編について質問したところ、
それは秘密です!(笑)実を言うと、NO MORE HEROESの続編はかなり作ってみたいと思っていて今検討をしている最中です。NO MORE HEROESは、他のWiiのアクションゲームとは一線を画したグレートなゲーム。バンドに例えるなら、Arctic Monkeysのようにかなりエネルギッシュな作品です”
とのこと。続編の開発には意欲的であるようです。
しかし須田氏は、ニンテンドーDS「花と太陽と雨 -終わらない楽園-」や、コナミとの共同で手掛けるXbox360向けプロジェクトがあるため、「NO MORE HEROES」の続編を開発するとしても、先のことになりますね。
さて、日本にて先行発売された「NO MORE HEROES」の状況については、ゲーム関連ニュースサイトCVGに対して以下のように語っています。
売上本数は私が予想していたものより高くありませんでしたが、それは他のメーカーのソフトでも同じことが言えます。好調に売れているのは任天堂のソフトだけです。これは日本だけのシチュエーションではなく、海外でも同時に起こっていることです
また、Wiiのユーザー層については以下のようにコメントしました。(※記事最後の追記もご覧ください)
実際のところ、私はWiiの実態について驚かされました。なぜなら、当初このゲームを作り始めた頃、私はWiiがゲーマーではないライトユーザー層だけをターゲットにすることになるとは予想していなかったからです。当時は、もっとハードコアなゲーマー向きの作品も出てくると予想していました。しかし現状はその予想とは異なります
でも上のコメントは、なんだか言い訳をしている様にも思えますね。まず「ライトユーザー層だけをターゲットに」というのが引っかかりますし、あと「ハードコアなゲーマー向きの作品」とは一体どんなものなんでしょうかね。
なんだか、あまり良い発言ではないですよね。確かにWiiは任天堂タイトルが中心ではありますが、個人的には、不調だったから八つ当たりしているようにしか思えません。
とはいえ、北米や欧州での期待は高いようで、これらの地域では好調な売り上げが期待できます。まあ、内容によって地域ごとの差が生じるのは当然ですね。
関連リンクより、より詳しい情報や本作の動画を見ることが出来ますので、合わせてご覧ください。
◎関連リンク
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海外リリース間近!『NO MORE HEROES』SUDA-51は日本での売上にガッカリ? (Game*Spark)
※追記
一部報道にて、
日本語と英語の解釈の違いによって、誤解を受けるような内容が報道されました。
関係各社の皆様、ファンの皆様に多大なるご迷惑をおかけいたしましたことを、心よりお詫び申し上げます。
とのコメントが、グラスホッパー・マニファクチュアの公式サイトに掲載されました。具体的に何の誤解についてかは書かれていませんが、たぶん、この記事で取り上げた”Wiiのユーザー層について”の部分の事なのではないかと思われます。一応、補足説明という事で。