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コラム: 「Wii Fit」はアメリカでも成功できるのか

  • 掲載: 2008年1月5日 01:20
 日本で昨年12月1日に発売された「Wii Fit」は、クリスマス商戦の後押しを受け1ヶ月で約70万本を売るという好調なセールスを記録し、現在も品薄状態が続いています。
 北米や欧州などではこれから発売される「Wii Fit」ですが、果たして海外でもヒット作になれるでしょうか。
 米国でビデオゲーム市場予測サイト「simExchange」を運営しているJesse Divnich氏は、以下のようにコメントししました。

 任天堂のクリエイティブなタイトルは、”完全なヒット作”か”失敗作”のどちらかになっています。「Wii Fit」は家族全員をターゲットにしていますが、それが米国市場でどのように受け入れられるか、私は非常に興味があります。


 このコメントを受けて、Go Nintendoは以下のように述べています。

 上の記事は、2008年中にビッグタイトルがある事を示唆しています。少なくとも、我々が考えているゲームは大きいです。「Wii Fit」はもちろんこの中に入っていますし、北米市場はこのタイトルが飛躍することを期待しているでしょう。
 Jesse Divnich氏は本作があまりヒットしないだろうと予想していますし、任天堂のクリエイティブゲームは”成功”か”失敗”のどちらかだと述べています。私は彼が何を言っているかさっぱり分かりません。私は、任天堂が作ったクリエイティブゲームの中で完全に失敗したのはDSの「顔トレーニング」だけだったと思います。


 任天堂が作ったクリエイティブなゲームと言うと、ニンテンドーDSだと「脳トレ」や「Nintendogs」、Wiiで言うと「Wii Sports」や「似顔絵チャンネル」や「Mii」などという事になるでしょうかね。今挙げたものは、すべて多くのユーザーの支持を得ていますし、昨年発売された「Wii Fit」も品薄状態となる人気振りです。

 肥満大国とも言われるアメリカでは日本と同様”健康”がブームになっており、Wiiはそのブームに上手く乗っかる事ができました。その成果が約1年間での700万台達成なのではないかと。
 日本ではWii本体のセールスが一度落ち込んでしまいましたが、それもアメリカではありませんでした。で、これは世界全体での話ですが、Wii本体1台あたりのソフトの割合は約5本と高い数字です。楽観的かもしれませんが、個人的には「Wii Fit」がアメリカで売れない理由が見当たらないじゃないかと。
 Wii本体の品薄が緩和され消費者の不満を解消した後に「Wii Fit」を展開していけば、「脳トレ」の時のようなブームを起こせるのではないかという気がするわけです。

 でも、まず日本での品薄が解消できないと海外での展開は無理ですね。まずは国内100万本突破を目指して頑張って欲しいなあと思います。

◎関連リンク
 □Wii Fit big in 08, Nintendo’s creative titles are ‘hit or miss’ (Go Nintendo)