Wii本体機能:「Wii Connect 24」について

概要

  • 「Wii Connect 24」とは、Wiiが自動的にネットワークに接続し、データを受信する仕組みである。
  • この機能では、少ない消費電力でWiiを駆動できる。
  • 利用する場合は、常時接続を利用するのが望ましい。
  • Wiiソフトの追加データや、ニンテンドーDSの体験版を受信できる。ソフトが夜中に自動的にデータをやりとりできる。

この機能の実現まで

□岩田社長インタビュー 「失ったものを取り戻したい」---任天堂岩田社長が「Wii」に込めた想い:ITPro)
  • WiiではニンテンドーDSのように、とにかく毎日電源を入れてもらいたい。
  • そのためには毎日新しくならないとまずいよねと。だからこそ夜中に何かが変わるような仕組み作りが必要と考えた。

スペック

□岩田社長インタビュー 「失ったものを取り戻したい」---任天堂岩田社長が「Wii」に込めた想い:ITPro)
  • 通常のゲーム動作時では、Wiiの消費電力は50W弱であり、空冷ファンが回っている。
  • 24時間駆動モードである「Wii Connect 24」では5W程度の消費電力となり、ファンの駆動が不要になる。
□E3 メディアブリーフィング メディアブリーフィング 社長スピーチ抜粋:任天堂)
  • 小さな豆電球1個分程度の少ない消費電力で稼働します。

具体的な利用方法

□岩田社長インタビュー 「失ったものを取り戻したい」---任天堂岩田社長が「Wii」に込めた想い:ITPro)
  • 夜中のうちに任天堂が各家庭のWiiに向かって「今月のニンテンドーDSの試遊ソフト」をプッシュ型で送りつけたりできる。
  • ユーザーは翌朝起きると、WiiのLEDランプがピカピカと光っていて、任天堂から何か届いているのを見つける。
  • そして自分のニンテンドーDSを持ってきて、Wiiを経由して試遊ソフトをダウンロードするといった使い方を想定している。
  • これはもちろんお店ではすでにできることだが、これが家の中でできたらうれしいと思った。
□E3 メディアブリーフィング メディアブリーフィング 社長スピーチ抜粋:任天堂)
  • 例えばどうぶつの森で、自分が眠っている間に自分の村に友達が遊びに来て、メッセージやプレゼントを残していく、そんな、毎日電源を入れるのが楽しみになるようなことが実現できます。
  • ネットワーク接続の為のソフトはゲーム機に内蔵されていますので、ソフトの開発者は一行もネットワークの為のプログラムを書かなくても、開発者が望む情報や要素をユーザーが受け取ることができるように設定できます。

備考

□関連リンク
 ・メディアブリーフィング 社長スピーチ抜粋 (任天堂)
 ・「失ったものを取り戻したい」---任天堂岩田社長が「Wii」に込めた想い (ITPro)

更新情報

○5月14日
 ・ページを公開しました。