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　今回は、ゲーム関連本の紹介という事で、スクウェア・エニックスから発刊された「小さな王様と約束の国 ファイナルファンタジー クリスタルクロニクル 公式スターターブック」を取り上げたいと思います。

　※7日22:15 タイトルがおかしいのを修正。失礼しました。

　タイトルから分かる通り、この本は、同社が3月25日よりWiiウェア向けに配信をはじめた「小さな王様と約束の国 FFCC」に関する本です。ただ、”スターターブック”と題しているため完全な攻略本ではなく、主に扱っているのはゲーム序盤である第1章～第2章の部分です。

　実際に購入してきましたので、感想を交えつつ本の内容について紹介していきたいと思います。まず手に取ってみると、薄めな印象があります。全95ページらしいですので、そこだけで考えると割高な気がしなくもありません。
　でもその代わり、全ページがオールカラーです。カラーという事で、キャラクターや建物などの絵が多く書かれており、ゲームの世界観を取り入れた公式本らしい構成になっています。

　肝心の中身は、「Wiiショッピングチャンネル」からソフトをダウンロード購入するところから解説されており、まさに”スターターブック”といった内容。主なキャラクター紹介や操作方法、画面の見方、報告書の読み方、王様の一日の流れなど、本の前半は説明書を超える丁寧な解説があります。
　後半は、実際のゲーム中に役立つ資料集といった感じで、第2章までに建築できる建物やクリアできるダンジョンの解説、章の流れなどが取り上げられています。そして、本の最後には王国の城下町マップのポスターが綴じ込まれています。

　で、上の紹介を読めば分かるかと思うのですが、既に本作をクリアして何周もプレイしている方は、もうゲームの仕組みなどは理解していると思いますので、この本は物足りないかも知れません。そして、言ってしまえば、この本に書かれている内容の半分以上は、公式サイトなどで公開されている情報です。
　しかし、この本の利点は、本であることなんですよね。最近は、ゲームが発売された日には既にプレイヤー達の手によって攻略サイトが公開されている状況なので、攻略情報なんてネットで検索すれば出てくるわけです。
　Wiiウェアの場合、完全な説明書を見るためには一旦ゲームを終了してWiiショッピングチャンネルを開く必要がありますが、この手間は説明書を読みつつゲームをプレイする人にとっては煩わしい事この上ない。そこで、やはり紙媒体には価値があるんだなと実感できるのです。

　長くなりましたが、いつでも手元に置けるのが本の利点ですし、内容はしっかりとしているので、ゲーム序盤のお供として最適だと思います。作品に興味を持ってダウンロードしたけどどう進めればいいのか迷っている方や、キャラクターや建物の詳しい説明を知りたいと言う方、そもそもWiiウェアのソフトをダウンロードする方法が分からないという方は、ゲームのガイドブックとして購入してはいかがでしょうか。

◎関連リンク
　□「小さな王様と約束の国 FFCC」公式サイト （スクウェア･エニックス）

◎関連ニュース
　□[Wiiウェア] スクエニ、「小さな王様と約束の国 FFCC」追加コンテンツを配信開始

◎この記事について
　　編集者： にんてんまん
　　記事のカテゴリ： ゲーム関連本
　　（関連： Wiiニュース, Wiiソフト）