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任天堂・岩田社長、日米欧の3DS販売状況を分析

 27日に開催された任天堂の決算説明会にて岩田聡社長は、ニンテンドー3DS本体の販売状況についてコメントしました。
 決算説明会の質疑応答にて、2012年度以降の業績目標について質問された際、岩田社長がニンテンドー3DS本体の販売状況について分析していました。

 まず日本では、昨年の年末商戦で販売台数が大きく増加したことで、ニンテンドーDSの同時期での累計販売台数を一時的に上回り、3DSが史上最速での累計500万台を達成しました。
 現在は再びDSの方が上回っていますが、昨年夏時点のような大きな差は付いておらず、3DSの普及ペースは年明け以降も衰えていません。日本市場について岩田社長は「だいたい私が期待していた想定の範囲にきています」と評しました。

 一方で、アメリカやヨーロッパに関しては想定を下回っています。岩田社長は「年末はある程度売れましたが、立ち上がりが遅かった」と分析、年明け以降についても「あまり私のイメージしたとおりになっていない」と語りました。
 3DSは海外でもDSを上回るペースで普及が進んでいますが、日本で毎週6万台以上の3DS本体を売り上げていることや、海外は日本の2倍以上の市場規模があることを考慮すると「決して満足できません。足下の勢いは十分でないと考えています」とのこと。

 また、岩田社長は2012年度の業績予想について「「夏以降は市場を盛り上げて年末にしっかり爆発させて」ともちろん考えておりますが、少なくとも期初はそれほど強気の想定はできません」とし、本来あるべき姿よりも控えめにしたとコメントしました。

◎関連リンク
 □2012年4月27日(金)決算説明会 質疑応答 (任天堂)

◎関連ニュース
 □任天堂が平成24年3月期決算短信を発表、最終赤字も来期は利益確保へ
◎この記事について
  編集者: にんてんまん
  記事のカテゴリ: ニンテンドー3DSニュース
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